JR西日本と京都鉄道博物館は22日、「ハローキティ新幹線展」のオープニングセレモニーを開催した。「ハローキティ新幹線」仕様の展示車両500系がお披露目され、ハローキティやSTU48の瀧野由美子さんらがセレモニーに登壇した。

  • 京都鉄道博物館の展示車両500系が「ハローキティ新幹線」仕様に

「ハローキティ新幹線」はJR西日本とサンリオの人気キャラクター、ハローキティがコラボし、西日本エリアの地域活性化をめざし、山陽新幹線新大阪~博多間で運行中。京都鉄道博物館の企画展「ハローキティ新幹線展」は本館2階の企画展示室で開催され、「ハローキティ新幹線」のコンセプトストーリーと外装・内装デザイン、走行シーンをパネルや動画で紹介。オリジナルの地域ハローキティも登場する。

「プラレール」の展示もあり、発売中のプラレール「SC-07 ハローキティ新幹線」に加え、シンカリオンに変形するプラレール「新幹線変形ロボ シンカリオン DXS シンカリオン ハローキティ」(3月26日発売)が先行展示されている。

企画展の開催に合わせ、本館1階の展示車両500系(521形1号車)も「ハローキティ新幹線」仕様にラッピング。本館1階では、2月25日まで489系「白山色」特別ラッピングも行われており、581系を挟んで期間限定のラッピングを施した展示車両が並んだ。

「ハローキティ新幹線」仕様の500系を前に開催された「ハローキティ新幹線展」のオープニングセレモニーでは、京都鉄道博物館館長の三浦英之氏らが出席したほか、スペシャルゲストとしてハローキティと、瀬戸内7県を拠点に活動するSTU48の瀧野由美子さんが登壇した。鉄道好きとしても知られる瀧野さんの“推し”は500系とのことで、「フォルムがかっこいいし、世代を問わず愛されているところが好き。私は500系と同い年で、そのことにすごく運命を感じています」と話す。

  • STU48の瀧野由美子さん。「ハローキティ新幹線展」を見学し、オープニングセレモニーに登壇した

山口県の実家へ帰るときなど、プライベートで「ハローキティ新幹線」に乗る機会もあると言い、「いろんな所にキティちゃんが散りばめられていて、それを探すのも楽しい」「キティちゃんはかわいい、500系はかっこいいイメージで、最初は『かわいいとかっこいいが組み合わさったらどうなるんだろう』と思ってたけど、(ハローキティ新幹線は)絶妙な組み合わせで、ドキドキワクワクしました」と瀧野さん。セレモニーの開始前に「ハローキティ新幹線展」も見学し、「入った瞬間からピンクで、キティちゃんがたくさんいて、かわいかったです。キティちゃんと写真撮影できるスポットもあって、女子も楽しめる場所だなと思いました」とコメントした。

STU48の最新シングル「無謀な夢は覚めることがない」にちなみ、瀧野さんは「無謀な夢」と前置きした上で、「STU48はキティちゃんとコラボしているので、今度はぜひ、キティちゃんと500系とSTU48でコラボできたら。『キティちゃん新幹線』の後は『STUキティちゃん新幹線』で(笑)」と話す場面もあった。セレモニーの最後は瀧野さんとハローキティが並び、手を挙げての合図とともに、「ハローキティ新幹線展」の開催を告げる500系の警笛が鳴り響いた。

オープニングセレモニーの後、午後に「ハローキティ新幹線」仕様の500系とハローキティのコラボ撮影会も行われたという。本館1階のミュージアムショップ付近に「ハローキティ新幹線 オリジナルプリクラ」も設置され、5種類の中から好きなフレームを選んで撮影できるとのこと。本館2階のレストランにて、ハローキティ限定メニューも用意されている。企画展の関連イベントとして、特急「はるか」の新型車両271系に新たなラッピングを施した「ハローキティはるか」もお披露目された。

「ハローキティ新幹線展」は2月22日から5月24日まで開催。「ハローキティ新幹線」仕様の500系は5月26日まで展示される予定となっている。

  • オープニングセレモニーで500系と「ハローキティ新幹線」への思いを語った瀧野さん。カメラマンの要望で、ハローキティと一緒に敬礼する場面もあった

  • 「ハローキティ新幹線展」は本館2階の企画展示室で開催。「プラレール」の展示も

  • 「ハローキティ新幹線」仕様のラッピングを施した500系。本館1階では、489系も「白山色」の特別ラッピングが施され、「はくたか」のヘッドマークが掲げられていた