JR西日本と京都鉄道博物館は22日、「ハローキティ新幹線展」の関連イベントとして、特急「はるか」の新型車両271系に新たなラッピングを施した「ハローキティはるか」を梅小路運転区構内でお披露目した。271系は3月14日から運行開始する。
関西空港駅発着の特急「はるか」は現在、特急形電車281系を使用して運行。昨年1月以降、JR西日本とサンリオの人気キャラクター、ハローキティのコラボによるオリジナルラッピング列車「ハローキティはるか」が登場している。「和のおもてなし」をテーマに、「Butterfly」「Ori-Tsuru」「Kanzashi」という異なる3デザインのラッピングを施し、2020年春頃をめどに全編成でラッピングを行う予定だという。
「はるか」の増結用として投入される新型車両271系は3両編成。車両デザインは281系の「はるか」ブランドを継承しつつ、すべての座席にモバイル用コンセントを設置し、車内ディスプレイによる多言語案内、大型荷物スペースの設置など旅客サービス設備を充実させた。3月14日のダイヤ改正後、特急「はるか」は全列車9両編成(281系・271系)で運行され、提供座席数が増え、より快適に利用できるようになる。
梅小路運転区構内でお披露目された271系の「ハローキティはるか」は、4種類目となる新デザイン「Ougi」のラッピングを採用した。これまでの3デザインと同様、和服姿のハローキティをデザインしたオリジナルロゴを車体前面・側面に掲出している。なお、本館2階の企画展示室で開催される「ハローキティ新幹線展」でも、「ハローキティはるか」の4種類のデザインを紹介するパネル展示が行われていた。
新型車両271系の「ハローキティはるか」は、2月23日も10~16時に梅小路運転区構内で車両展示を行う予定。指定観覧エリアでの見学となり、自撮り棒や三脚などを使用しての撮影は不可となる。京都鉄道博物館の企画展「ハローキティ新幹線展」は5月24日まで開催。あわせて本館1階の展示車両500系(521形1号車)が「ハローキティ新幹線」仕様にラッピングされ、5月26日まで展示予定となっている。