俳優の中川大志が、3月14日に放送されるBS‐TBS開局20周年記念ドラマ『左手一本のシュート』(21:00～22:54)の主演に決定し、25日に都内で行われた記者会見に出席した。
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『左手一本のシュート』で主演を務める中川大志
『左手一本のシュート』は実話をもとにした感動の青春ドラマで、島沢優子氏の『左手一本のシュート 夢あればこそ! 脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)が原作。高校入学式の3日前、山梨県で有望なバスケットボール選手として注目されていた田中正幸(15歳)を脳動静脈奇形による脳出血という悲運が襲い、緊急手術により一命はとりとめたものの、右半身麻痺により選手としての復帰は絶望的に。しかし正幸は、「再び試合のコートに立ってみせる!」という夢のもと、懸命にリハビリに取り組み、新聞記事にもなったインターハイ予選の“左手一本のシュート”の奇跡を生む。
中川は、この実話を知ったときに「ドラマのような話だな」と感じと言い、「ただ、傍から見たらそう見えるけど、そこに生きていた人たちが実際にどんな風に感じて、どんな景色を見て生きていったんだろうなと、正幸さんの人生を生きてみたいなと思い、やりたいなと決めました」とオファーを受けた思いを説明した。
中学時代にバスケットボール部に所属していたという中川だが、バスケ選手を演じるプレッシャーを聞かれると「すごくあります」と告白。「正幸さんが本当に後輩や同級生たちから尊敬されて、憧れられるようなスター選手だったので、そのプレーを僕が再現しないといけない。去年の12月からちょっとずつ練習をやっていて、バスケットシーンは力を入れているので、かっこいいシーンにできるようにしたい」と意気込んだ。
中学の部活以来の本格的なバスケ練習で、青春も感じているそう。「朝9時とかに集合で、めちゃくちゃ走らされて、朝練ですよね。でも久々にチームメイト役のみんなとやっていて青春してるなっていう感じで、そういう時間も映像に出ているんじゃないかなと…」と笑顔で話した。
また、「久々にボールを持ち、まず体の衰えにちょっと落ち込むところから始まりまして。多少なりとも運動は常にしていんたんですけど、バスケットは久々だったので」と体力の衰えにショックを受けたことも告白。「すごく走り回る運動量があるスポーツなので、まずは体力的な面、そして勘を取り戻すというところ、あとは、体に障害が出てからのバスケットのシーンも出てくるので、左手の使っての練習も。左手でシュートを打つのは僕としても初めてのチャレンジなので、すごく一生懸命、練習を重ねています」と語った。
