落語家の林家木久扇が9日、BS日テレのドラマ『BS笑点ドラマスペシャル 初代 林家木久蔵~おバカのスーパースター~』(11日19:00~20:54)の取材に応じ、若き頃の自身とその妻を演じる柄本時生と成海璃子の印象を語った。

  • (左から)林家木久扇、柄本時生、成海璃子

不動の“おバカキャラ”を貫き、異彩を放ち続ける林家木久扇の知られざる原点を描く同ドラマ。自分の人生をドラマで見て、木久扇は「思い付きで生きてきたなと思っていまして、『ああ、こんなことしてたんだ』ってビックリしましたね。バカだなってつくづく思いました」と自虐しながら、柄本が見せた落語について「落語って、楽屋で自分の気持ちを楽にして、それから“ポン”と 乗ると結構やりやすいんですね。やらなくちゃやらなくちゃ、と思うとすごくこわばったものになる。柄本さんはそこを上手くやり抜けてた」と評価する。

成海については「とてもきれいな方なんですけれども、横顔がキツそうなんですよね(笑)。私のおかみさんもすぐに怒る人で。きれだけど“ウワッ”ていう感じが…似ていると感じました」と太鼓判。成海は、そんな木久扇の妻を演じて「次々起こる予想外の出来事にもたじろがない、すごい人だなと思いました。だから強くきびきびしたイメージで演じさせていただきました」と振り返った。

木久扇は、自分の結婚式を抜け出してしまったことがあり、戻った際に妻から「どこ行ってたのよと。みんな怒って帰っちゃったわよ」と怒られたエピソードを紹介。成海は「私だったら怒り狂って帰っちゃいます(笑)」と、あらためて器の大きさに感心していた。

行きあたりばったりで破天荒な人生を送ってきた木久扇のドラマを描くだけあって、サブタイトルは「おバカのスーパースター」だが、これに対する印象を本人に聞くと「『バカ』じゃなくて、『お』が付いてるんですね。これ、尊敬されてるんだなって」と前向きに捉えている様子。「『バカ』を前面に出して、自分の役柄にしたっていうのは、すごく先見の明があったと思っています。『おバカ』というのは気に入っているんです」とご満悦の様子だった。