東京メトロは1月14日から始まる「スムーズビズ」に合わせ、平日朝ラッシュ時間帯の混雑緩和を目的とした早朝時間帯の臨時列車の運転、オフピーク通勤・通学を目的とした「オフピークプロジェクト」の実施、混雑状況の見える化、東京メトロ運営施設での限定キャンペーン・イベントなどの取組みを実施すると発表した。

  • 臨時列車に使用される東京メトロ日比谷線13000系

早朝時間帯の臨時列車は1月20~31日の平日10日間、日比谷線・南北線で6~7時台に計3本を運転する。日比谷線の「時差Bizトレイン」は北千住駅6時23分発・霞ヶ関駅6時52分着の1本。南北線の「時差Bizトレイン」は王子神谷駅6時42分発・白金高輪駅7時12分着と白金高輪駅7時19分発・鳩ケ谷駅8時2分着の計2本となる。

昨年4月から実施している東西線オフピークプロジェクトも継続。また、豊洲駅をはじめ、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場最寄り駅でも新規にオフピークプロジェクトを開始する。

東西線オフピークプロジェクトでは、メトロポイントクラブに参加登録した「PASMO」で対象となる駅および時間帯に自動改札機を入場後、東京メトロ各駅(管理委託駅や一部連絡改札口・他社改札口を除く)の自動改札機で12時までに降車または乗換えを行うと、入場時間に応じてポイントが進呈される。実施期間は通年(平日のみ)となる。

豊洲オフピークプロジェクトでは、有楽町線豊洲駅において対象となる時間帯にメトロポイントクラブに参加登録した「PASMO」で自動改札機を出場するとポイントが進呈される。冬季「スムーズビズ」期間中の1月28~30日の3日間で全日キャンペーンの参加者が500人を超えた場合、全日参加者にもれなく500ポイントがプレゼントされる。実施期間は1月14日から通年(平日のみ)となる。

東京2020大会会場最寄駅オフピークプロジェクトでは、東京2020大会の期間中、とくに混雑が見込まれる東京ベイゾーンの月島駅、豊洲駅、辰巳駅、新木場駅、オリンピックスタジアムエリアの外苑前駅、青山一丁目駅、北参道駅、明治神宮前(原宿)駅を対象に、朝ラッシュのピーク前後の時間帯、対象駅においてメトロポイントクラブに参加登録した「PASMO」で自動改札機を出場することでポイントが進呈される。実施期間は1月14~31日の平日となる。

  • 東京メトロアプリ画面と千代田線混雑状況

混雑状況の見える化も図り、東京メトロアプリ内の「列車走行位置」「時刻表」にて列車の混雑度情報を提供。東西線の西船橋~木場間、南北線の赤羽岩淵~後楽園間、千代田線の綾瀬~新御茶 ノ水間では駅ごと、列車ごと、車両ごとに平日朝の混雑状況を東京メトロホームページに掲載する。

東京メトロ運営施設での限定キャンペーン・イベントも実施。キッズルーム併設ワークスペース「room EXPLACE(ルームエクスプレイス)」にて、「スムーズビズ」実践期間限定で利用日数に応じたメトポを進呈するキャンペーンを行う。会員制アウトドア・フィットネスクラブ「greener(グリーナー)」にて、「スムーズビズ」実践期間限定で夕活レッスンやボルダリングの無料開放も実施する。