“渋谷系チャラ男漫才”で彗星のごとく現れ、2019年、またたく間にブレイクを果たしたお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹。2020年も、フジテレビ系バラエティ番組『ネタパレ元日SP』(31日24:45~26:45)でテレビ出演をスタートさせるが、実はこの番組がブレイクにつながった“原点”だという。
そんな『ネタパレ』への思いや、ブレイクの1年を振り返っての感想、コンビ間の関係など、話を聞いてみた――。
■タピオカは同期
――大ブレイクの1年だったと思いますが、振り返っていかがですか?
りんたろー。:すごいスピードでいろんなことが起きていた激動の1年でしたね!
兼近:でもまだ実感がないというか、覚えてないんですよ。忙しすぎて何をしていたのか、全然分かんないんです。ロケとかいっぱいした記憶はあるんですけど…。
――ブレイクのきっかけはここだったみたいな手応えはあるんですか?
りんたろー。:それがマジでないんっすよね。徐々にって感じで。
兼近:俺が生まれた瞬間にブレイクの兆しはもう見えてましたね!
りんたろー。:コンビを組んだ瞬間にこうなることは分かってたっていうのはありますね!
兼近:そっちのほうが、ちょっと痛いっすよね(笑)
――EXITさんと言えば、流行語になるような言葉も発してたと思うのですが、残念ながら流行語大賞には選ばれなかったですね。
兼近:俺ら、固定の言葉はあんま使ってないんで、何が流行ったのかが分かんないくらいがいいと思ってるんです。
りんたろー。:流行語大賞に入ったら消えるって言われるので、セーフみたいな。だから(「タピる」でトップ10に入った)タピオカは消えちゃうんじゃないかって。俺ら、「タピオカとともに消える」って言われてるんで、それはちょっと困りますね。
――タピオカとは同期という感じですかね。
兼近:そうっすね。だいたい同期で一緒に頑張ってきた仲間っていう感じっすね。
りんたろー。:つらいときとかも結構支え合ってやってきたし。
兼近:でも同期として、「タピる」が選ばれたのは誇らしかったです。一緒に頑張ってきて良かったなって思いました。
りんたろー。:逆にタピオカサイドからは「お前ら流行語大賞にノミネートされてないけど大丈夫か?」みたいなこと言われました。
兼近:「俺らは俺らでやってるから、流行語とかじゃねーし」ってタピオカには言っておきました!
■事務所の垣根を越えて1つに
――熱い同期ですね。今年は「お笑い第7世代」と言われるようにもなりましたが、そのように括られるのはどういう気分なのですか?
兼近:素晴らしいと思います!
りんたろー。:ラッキーですね。入れなかったら逆にやばかったし。
兼近:そこに入ったから、今「第7世代と呼ばれし男たち」で仕事増えてると思うんですよ。要は、霜降り明星を使いたいけどスケジュールがないってなると、「じゃあほかに第7世代誰かいたっけ?」ってなると思うんです。俺らそれでめっちゃおこぼれ来てると思いますよ(笑)
――第7世代同士で仲は良かったりするんですか?
兼近:それはもうめちゃくちゃ仲良いですね! 今着てる服も、宮下草薙の草薙の元相方に無理やり買わされた服ですから(笑)
りんたろー。:それ、仲良いエピソードに入るのかよ(笑)。でも、今までは「吉本」と「吉本以外」で分けられる風潮もあったし、新しい人が出てきても先輩たちにハマらなかったら弾かれちゃうみたいな感じだったんですけど、それが変わってきたなと思います。
兼近:俺らが変わったっていうより、どちらかと言うと先輩たちが変わったっていう感じですね。いろんな事務所の垣根を越えて1つになった俺たちに、先輩たちもうまく絡んでくれるっていうのが新しい傾向だなって感じがします。