NHKは19日、『第70回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:15~23:45)にラグビー日本代表の選手たちがスペシャルゲストとして出演することを発表した。さらに、“ユーミン”ことシンガーソングライターの松任谷由実の出場も発表した。

松任谷由実

ラグビーワールドカップ2019日本大会でベスト8入りを果たし、世界中をわかせた英雄、ラグビー日本代表。赤と白のユニフォームで世界中のファンに勇気と感動を届けたヒーローたちが2019年を締めくくる『紅白歌合戦』に出演する。そして、その栄光を称え、あの感動を再び呼び覚ますシーンを届ける。

出演選手は、FWの稲垣啓太、木津悠輔、ヴァル アサエリ愛、坂手淳史、中島イシレリ、ヴィンピー・ファンデルヴァルト、姫野和樹、アマナキ・レレイ・マフィ、徳永祥尭、堀江翔太、BKの茂野海人、田中史朗、アタアタ・モエアキオラ、田村優、中村亮土、山中亮平、ラファエレ ティモシー、福岡堅樹、松田力也。

さらに、松任谷由実が紅白に出場する事が決まった。今回の紅白でユーミンが歌うのはテレビ初披露となる「ノーサイド」。この楽曲は1984年に発表されたアルバム『NO SIDE』のタイトル曲であり、日本のポップスではじめて、ラグビーをテーマに作られたヒット曲。戦う選手を見守る女性の気持ちを描いた歌詞が、選手のみならず社会で戦うサラリーマンの姿とも重なり合い、今でも幅広い世代に親しまれている。

ユーミンは日本が見事な勝利を収めたスコットランド戦をスタンドで観戦し、SNSで「ものすごい場に立ち会わせてもらえた気がする!」と大興奮でつぶやき話題に。それに対し堀江翔太選手が反応し、ラジオ番組での共演が実現するなど選手との交流を深めてきた。

そして今年、10月27日に放送された『サンデースポーツ2020』でラグビーワールドカップ日本代表の活躍を振り返るVTRの音楽として「ノーサイド」が使われ、SNSを中心に大きな反響があった。

日本のラグビーが、いつか世界で健闘する事を夢見ながら35年前に作られた「ノーサイド」。2019年最も話題になったラグビーワールドカップ日本代表の雄姿をたたえ、そしてその感動をじっくりと噛みしめる応援歌としてユーミンが紅白でスペシャルパフォーマンスを披露する。

松任谷は「先ずは、日本中に興奮と感動を与えてくれたラグビーワールドカップ日本代表の方々に、ひとりのファンとして、感謝の気持ちをお伝えしたいです。私自身、35年前に作った『ノーサイド』という楽曲を、紅白という舞台で歌うことは想像もしていませんでしたが、お声がけをいただき、出演させていただくことになりました。当日は、ラグビーワールドカップ日本代表の選手の皆さん、そして、これまで日本のラグビーを築いてきた全てのラガーマンに届くよう、勇姿を胸に歌いたいと思っています」とコメントしている。