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【この記事のエキスパート】
J.S.A.ワインエキスパート・エクセレンス：太田 百合子
ワインエキスパート・エクセレンス、チーズプロフェッショナル、野菜ソムリエPro.など食に関する資格を多数取得。
料理教室主宰の他、自治体様や企業様のレシピ開発、ワイン&フードライターとして活動中。
日本ソムリエ協会主催「J.S.A.ワイン検定」ではご家庭でワインを楽しむための基礎的な知識を伝えている。
東京ウイスキー＆スピリッツコンペティション（TWSC）2022 公式審査員
チーズをヒッコリーやブナなどの煙でいぶしたスモークチーズは、独特の風味と味わいでお酒のおつまみで人気。この記事では、購入するチーズの種類、スモークの香り、さらには飲み物との相性など、押さえておきたいいくつかのポイントをご紹介します。
スモークの香り、燻製方法はしっかりチェック
スモークチーズの選び方
料理研究家の太田百合子さんに、スモークチーズを選ぶポイントを教えていただきました。ポイントは下記。
【1】スモークの香り、燻製方法
【2】食べ方に合うタイプ
【3】チーズの種類
【4】飲み物との相性
【5】具材入り
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】スモークの香り、燻製方法で選ぶ
スモークチーズと言っても、焙煎方法により豊富な種類があります。例えば、香りの決め手になるスモークチップで>代表的なものは桜チップになりますが、リンゴや独自配合したスモークチップを使っていたり、燻製温度や燻製期間によっても味わいが全く変わってきます。
なお、燻製の温度は15～30度程度の低温で数週間かけて燻製する冷燻、30～80度で1日燻す温燻、80度以上の高温で燻る熱燻の3つに分類されます。
（★）チェックポイント
【エキスパートのコメント】
スモークチーズは、それぞれのスモークウッドやスモークチップが持つ香りを纏（まと）います。おもな燻製用の木材はヒッコリーやブナなど。ヒッコリーやブナは穏やかなスモークの香りのチーズが多いです。また、日本ではサクラで燻製しているものもありますよ。
木の種類だけでなく、燻製時間などでも香りの強さは変わりますので、お好みを見つけてくださいね。
【2】食べ方に合うタイプを選ぶ
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スモークチーズには、おつまみとして食べられるキャンディタイプ、好きな分だけカットして食べられるブロックタイプなどがあります。
キャンディタイプなら、ちょっとおなかがすいたときやお子さんのおやつ、お酒のおつまみにもぴったり。ブロックタイプなら、おもてなし料理のおつまみや料理につかったりできます。
また、薄くカットしてサンドイッチの具やピンチョスにしたり、スライサーで細かく削ってサラダやパスタの仕上げにトッピングしたりと、いろいろアレンジがききます。
【3】チーズの種類から選ぶ
スモークチーズは、いろいろなタイプのチーズを燻製（くんせい）して作られています。チーズはおもに牛乳、羊乳、水牛乳から作られていますので、まずお好みのチーズを選ぶとよいでしょう。一般的になじみのあるのは牛乳製。羊乳製はミルクの甘さが感じられ、水牛製はコクがあります。
スモークチーズ初心者の方は、プロセスチーズから作られたものがマイルドで食べやすいと思います。ぜひお試しくださいね。
【4】飲み物との相性で選びましょう
スモークの香りが強いチーズ、ほのかに香るチーズなど、それぞれに魅力があります。スモークチーズと飲みものの味わいを調和させるために、バランスを考えて選ぶこともおすすめです。
例えば、プロセスチーズ製のスモークチーズにはビール、スモークの香りが強いチーズにはウイスキーやしっかりとした白ワイン・軽めの赤ワインなど、日本のスモークチーズには日本ワインや日本酒などと相性がよいでしょう。
【5】具材入りだと見た目も華やかに
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そのままのプレーンなスモークチーズでも十分美味しいですが、バジルや山椒、ブラックペッパーなど、味のアクセントになるものだとなお美味しく食べられます。
また、具材が入ったタイプだと見た目も華やかになるので、切ったらそのままお皿に移すだけでおしゃれな雰囲気になります。
選び方のポイントはここまで！ では実際にエキスパートが選んだ商品は……（続きはこちら）
