カラダノートはこのほど、「産後クライシス調査」の結果を発表した。調査は9月25日~10月1日、同社運営のWebメディア『ママびより』メルマガ登録者およびカラダノートアプリ利用者1,202名を対象に、インターネットで行われた。

  • 産後、夫への愛情の冷え込みを感じ始めた時期

    産後、夫への愛情の冷え込みを感じ始めた時期

はじめに、「産後、夫への愛情の冷え込みを感じたことはありますか?」と質問したところ、62.3%が「ある」と回答。愛情の冷え込みを感じ始めた時期については、「産後すぐ~産後3ヶ月以内」(72.9%)が最も多く、次点は「産後3ヶ月以上~産後半年以内」(19.0%)だった。

また、愛情の冷え込みを感じたことがある人のうち「夫への愛情が回復した」と感じている人は56.6%にとどまり、およそ4割は愛情が冷え込んだままであることがわかった。

夫への愛情の冷え込みを感じたきっかけを教えてもらったところ、「自分優先の言動」「初めての育児なのに母親ならできると思っている言動」「夜泣きに対応してくれない」など、産後子育てに奮闘する母親に対し、父親の意識や言動に変化が見られないことに対する不満の声が多数寄せられた。

また、夫への愛情が冷え込む前に、どのようなことをして欲しかったかを問うと、「話を聞いてほしい」「感謝の気持ちを言葉にしてほしい」「一緒に育児に悩んでほしい」「家事育児をやってほしい」など、パートナーとして一緒に家事育児に取り組んでほしいという要望が多く挙がった。

  • 夫婦の状態と母親が9割以上を家事育児を負担している人の割合

    夫婦の状態と母親が9割以上を家事育児を負担している人の割合

次に、「現在の配偶者(パートナー)との関係について良好ですか?」と尋ねたところ、「良好」と回答している人ほど夫の家事育児分担率が高い傾向に。

愛情の冷え込みを防ぐためにしていることを教えてもらったところ、「ありがとう、ごめんねを言う」(13.0%)、「会話をする時間を持つ」(12.6%)、「スキンシップを大切にする」(9.4%)が上位に。また、夫がしてくれて嬉しかったこととしては、「感謝や労いの言葉をかけてくれること」「家事育児を率先してやってくれること」「子どもを可愛がってくれること」などが多く挙がった。