2010年にテレビ朝日系で放送されたドラマ『熱海の捜査官』に出演した俳優・山崎賢人らが、12月6日に放送される同局系ドラマ『時効警察はじめました』(毎週金曜 23:15~ ※一部地域除く)の最終話で再集結することが29日、明らかになった。

  • 左からオダギリジョー、山崎賢人、二階堂ふみ、染谷将太 -テレビ朝日提供

『時効警察はじめました』の最終話には、主演のオダギリジョー、三木聡監督を含め、山崎、二階堂ふみ、染谷将太、松重豊が再集結する。

山崎は、二階堂と染谷について「2人とも『熱海の捜査官』のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が座っている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです」と振り返り、「今回もみんながそろって、なんだか同窓会のようで、楽しかったです」と語る。

二階堂は「私にとって『熱海の捜査官』は初めての連続ドラマ撮影。特に、当時頂いた『現場のモニターは確認するな』という三木監督の言葉は、今でも大事にしています。当時はまだ15歳で、たぶん無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督はそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです」と三木監督とのエピソードを披露。

続けて「オダギリさんとお会いするのは約9年ぶりでした。あの頃も今も、独自の道をずっと切り拓いている大先輩だなぁ、という印象を持っています。山崎くんは『熱海』の後に映画『オオカミ少女と黒王子』でも久しぶりにご一緒しましたけど、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人。同い年だからこそ刺激的な部分もすごくあります。染谷くんは『熱海』の頃から素晴らしい役者さんです。年齢は2歳しか変わりませんけど、すごく大人な方という印象でした。今ようやく染谷くんの実年齢が、当時から変わらない精神年齢に追いついてきたのかなって(笑)、勝手に感じています」とそれぞれの印象を語った。

染谷は「僕は今回、『熱海の捜査官』のときと同じ役名。三木監督の世界の中にいる“味澤宙夫”として、また同時に違う役として“味澤宙夫”を演じるのはすごくうれしく、感慨深かったです」としみじみ。

そして、「オダギリさんとも久しぶりにご一緒させていただいたんですけど、お変わりないですし…。ただ、一視聴者として『時効』を見ていたので、『あっ、知ってる』という親近感があって、一緒にお芝居していてすごく楽しかったです。賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて『あぁ…!』と。時が経ったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね。ふみちゃんもご一緒するのは久々ですけど、変わらなかった(笑)。『あ、二階堂ふみだな』っていう、ふみちゃんらしさが健在でうれしかったです」と喜びを語っている。