東京2020組織委員会はこのほど、東京2020パラリンピック聖火リレーにおける採火・出立実施場所、聖火リレールート概要、聖火ランナー募集概要を発表した。

  • 東京2020パラリンピック聖火リレー概要

東京2020パラリンピック聖火リレーは、オリンピック終了後の2020年8月13日~25日のパラリンピック開会式までの移行期間に開催する。

東京2020パラリンピック聖火リレーの採火・出立実施場所は、2020年8月13日~17日に競技開催4都県(東京都・埼玉県・千葉県・静岡県)以外の43道府県、8月18日~21日に競技開催4都県。採火・出立の実施場所は、合計で日本全国700カ所超の市区町村内(市町村と特別区の合計数)となる。

聖火リレーは、2020年8月18日からスタート。21日まで、競技開催都県(静岡県・千葉県・埼玉県・東京都)の各都県内で採火した『東京2020パラリンピック聖火(●●都県)』をトーチにともしてリレーする。

8月21日に実施する集火式にて全国各地およびストーク・マンデビルからの火が『東京2020パラリンピック聖火』として一つになる。その後、8月22日~25日に、東京2020パラリンピック開催都市である東京都にて、「開催都市内聖火リレー」を実施する。

聖火リレーのルートは、「国内外から多くの人々が集い、新たな出会いが生みだせる場所(地域のお祭りやイベント会場、観光地や景勝地など)」「共生社会の実現に資する場所(学校や老人ホーム、障がいの有無を越えて人が出会い・支え合うリハビリテーション施設や障がい者支援施設など)」「パラリンピック聖火リレーならではの場所」を選定の基本的な考え方としている。

詳細な走行経路については、引き続き各都県と調整し、2020年春頃に発表する予定となっている。

11月27日から、東京2020パラリンピック聖火リレーの聖火ランナーを募集する。聖火リレーは、2020年8月18日~21日の競技開催都県、8月22日~25日の開催都市東京都にて、「初めて出会う3人」が一つのチームになって走るという。

聖火ランナーの基本応募要件は、2008年4月1日以前に生まれた者(聖火リレー開始月の初日である2020年8月1日時点で、18歳未満の者は保護者の同意が必要)。自らの意思で火を安全に運ぶことができる者であれば、国籍・性別は不問。介添えスタッフ(介添え者)のサポートは必要に応じて可能。

1名あたりの走行距離は、約200メートル。東京2020オリンピック聖火ランナーに応募した者も、応募対象となる。

聖火ランナーの応募は、11月27日~2020年2月29日までは、東京2020パラリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーであるLIXILで、12月16日~2020年2月15日までは、各都県で受け付ける。都県への応募は、走行を希望する各都県とのゆかりがある者が対象となる。

聖火ランナーは、国籍、性別、年齢、障がいの有無などのバランスに配慮しながら幅広い分野から選定する。国際交流支援活動に取り組む人や、骨髄バンクなどのドナー登録者など、誰かの希望や支えとなる存在や、共生社会を体現する存在である者なども考慮。応募者から提出された事項を基に、「聖火ランナー選定の基本的な考え方」に沿って選考を行う。

聖火ランナーの決定発表は、2020年5月以降を予定している。