元プロレスラーのアントニオ猪木が、27日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』2時間SP(19:00~20:54 ※一部地域除く)に出演し、ブラジルへ一緒に渡った友人と感動の再会を果たす。

  • アントニオ猪木 -テレビ朝日提供

音信不通になっている人物の現在を調査し、VTRで驚きと感動の再会を実現させる同番組。猪木は、14歳にして一家でブラジルへ農業入植し、その後ブラジルを訪れていた力道山にスカウトされて17歳でリングデビュー。以来、日本のプロレス界をけん引しながら黄金時代を築いた。

そんな猪木がまず会いたいと名前を挙げたのは、14歳の時に同じ船で一家それぞれブラジルへ渡ったという2歳年上の男性。猪木にとっては兄のような、友人のような存在だったという。ブラジルのコーヒー農園で、猪木とともに遊ぶ間もなく朝から晩まで過酷な環境下でひたすら働いていた彼は、今何をしているのか。

番組が調査を行ったところ、ブラジルのサンパウロ州にいることが判明する。猪木が力道山にスカウトされて去った後、ブラジルに残った彼を待ち受けていた予想をはるかにしのぐ激動の人生とは。また、現在79歳となった彼はずっと心の支えにし続け、「今でも忘れられない」と語る、猪木の母親に告げられた人生訓を打ち明ける。奇跡的な再会に、猪木も苦労を重ねた当時に思いをはせながら、充実した表情を見せる。

もう1人、猪木が名前を挙げたのは、パラオと交流するきっかけを作ってくれた女性。猪木は36歳の頃から幾度となく訪れ、希少なサンゴの養殖事業などに力を入れている。そういった功績が称えられ、2013年にはパラオの親善大使に任命された。その女性の母国・パラオからイノキアイランドと名付けられた無人島を譲り受けることになった驚きの経緯も語る。

番組には猪木のほか、俳優・中村雅俊もゲスト出演。天才作曲家との再会に涙をこぼし、幻のデビュー曲も公開される。