V6の坂本昌行らが、23日に放送されたラジオ番組『V6 Next Generation』(JFN系/毎週土曜21:00~21:55)で、故・ジャニー喜多川さんとの思い出話を語った。

この日の放送では、井ノ原快彦、坂本昌行、長野博が、Jr.時代に苦労したエピソードを披露。舞台出演において演出家の故・蜷川幸雄さんの指導を受けていた坂本は、「Jr.がさ、世界の蜷川に『お前、このシーンを明日までに作ってこい』って言われて。『それは、あんたの仕事じゃないの?』って、こっちもカチンと来たから、寝ずに考えて行ったら、ニヤッて笑ってるの。結果よりも、やってきたことの方が大事なんだということを教わった」と話した。

続けて、坂本が、「これはジャニーさん方式だよね。『YOU、やっちゃいなよ』方式」と、ジャニーさんの名言を振り返ると、長野も「やらないとダメなんだっていう状況に育てられたよね」としみじみ。一方の井ノ原は、ジャニーさんに「YOU、やっちゃいなよ」と一度も言われたことがないそうで、「『やれよ! バカ野郎!』って言われたことはあるけど……。『YOU、やっちゃいなよ』っていう、例のやつ言ってくれよ~」と苦笑しながら打ち明けた。

また、Jr.時代に「2年半ほど事務所に行かなかった」という長野は、急に呼び出され、少年隊のバックダンサーに突然指名されたエピソードを披露。井ノ原は、当時、6人のJr.メンバーで振り付けを練習していたことを明かし、ツアー2日前に突然現れた長野に、「あれ? 長野くん、辞めたんじゃないの?」と驚いたそう。長野の加入で一人のメンバーが抜けたため、井ノ原は、「トボトボ帰っていった彼の後ろ姿が切なかったよね。あれで運命分かれちゃった」と、競争が激しいJr.時代を振り返っていた。