漫画家・ゆりかごさんが11日、Twitterで1コマ漫画「ポッキーゲームを女の子どうしてやってほしい」を公開。作品が注目を集めた。タイトルの通り、ある女の子がもう一方の女の子にポッキーゲームを試そうとするものの…。切ない淡い演出に称賛の声があがっている。

  • ゆりかごさんによる漫画「ポッキーゲームを女の子どうしてやってほしい」

ポッキーゲーム…棒状のお菓子を2人で向き合って、互いに端を咥え、どこまで食べていけるかを競う遊びだ。金髪の女の子が、チョコのある方を口にはさみ、ふっと黒髪の女の子に近付く。向かい合った黒髪の子が、もう一方を咥える。2人の距離は、互いの唇が触れそうになるまで近づいていき…。

…と、それは理想の姿。現実は、金髪の女の子が口にはさんだお菓子を黒髪の子の頬に、「ん~」と押し当てる。本を手に取る黒髪の女の子は、少し困ったような顔をしながら「なに? 痛い」と少しつれない様子。「次は何に影響されたの?」と、相変わらず…といった雰囲気で冷静にツッコむ。理想と現実、儚いギャップを描いた1枚となっている。

とは言え、リプライでは、「現実も理想じゃん…」という声も。他にも「ほっぺたにつけても汚れないように持つ方を出すさり気ない優しさ…」と金髪の子の気遣いを指摘する意見や「ほっぺに刺さってるぷにっ感が好きすぎます」と描写に称賛の声もあがっている。中には「現実にありそうです。お互いに、口を合わせないと…。癒やされました」「大学時代でやったことがある(笑)」という声も見られた。

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この漫画の作者・ゆりかごさんは、10月4日にデビュー作となる単行本『百合な片想いちゃん』を刊行。Twitterでも、「百合よもっと増えて!」という言葉を添えて、女の子同士の関係を描いた短編作品を多く投稿している。