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【この記事のエキスパート】
DIYアドバイザー・インテリアショップ店主:末永 京
DIYアドバイザーで3児の母。
埼玉県川口市にある『インテリア&カフェToiToiToi』店主。
DIYワークショップ講師、店舗や住宅のDIYプロデュース、内装リフォームなど。著書に『シェルフを作ろうはじめてのDIY』㈱パッチワーク通信社がある。
木材やプラスチックなどの切断加工に大活躍する卓上糸ノコ盤。加工したい材料を固定でき、曲線加工などの作業が楽に行えます。本記事では、卓上糸ノコ盤の選び方とおすすめ商品をご紹介。従来の糸ノコ盤に比べて小型サイズの商品や、金属を切断できる商品など厳選しました。
卓上糸ノコ盤の選び方
それでは、卓上糸ノコ盤の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】作業場所
【2】作りたいもの
【3】使う材料の種類と厚さ
【4】切断能力
【5】装着できる刃の種類
【6】そのほかの便利機能
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】作業場所をチェック
卓上糸ノコ盤を使用する場所は決まっていますか? 卓上糸ノコ盤は作業時にかなり大きな音がするものもあります。そのためご自宅の一室などで作業する予定の方は静音タイプを選ぶといいでしょう。
また、木屑がまわりに散らばるのを防ぐために集塵(しゅうじん)機をつなげるタイプなどを選ぶと、部屋を汚すことなく作業することができます。
【2】作りたいものをチェック
すでに卓上糸ノコ盤を使って作りたいものが決まってる場合は、どんな作品なのかによって選ぶ機種が違ってきます。もし大きな作品を作りたい場合、重要になってくるのが「フトコロ寸法」です。
フトコロ寸法とは糸ノコ刃からアームの根元までのこと。大きな材料を扱う場合にここの寸法が短いと、切っている最中にアームの根元に材料がぶつかってしまい加工することができません。作りたい作品の大きさより余裕のあるフトコロ寸法のものを選ぶといいでしょう。
また傾斜機能があるのもなら角度切り(材料の斜め切り)をすることができます。くりぬき作業を多くされる場合は、クイックアームのものを選ぶといいでしょう。
【3】使う材料の種類と厚さをチェック
卓上糸ノコ盤ではおもに「木材」「プラスチック」「金属」のカットをすることができます。その機種によって「切断能力:木材〇〇mm」と記載してありますが、ひとことで木材といっても、種類によってかたさが大きく異なります。
【4】切断能力をチェック
切断能力で重要になるのが「ストローク量」です。ストローク量とは糸ノコ刃が上下に移動する幅の長さのことで、このストローク量が大きいほどパワフルでかたいものもカットできるということです。かたい材料を切る予定の方はストローク量を確認してくださいね。
また、1分間で刃が上下する回数をあらわす「ストローク数」にも注目。数値が大きいほど切断スピードが速くなるので、作業の効率がよくなります。
【5】装着できる刃の種類をチェック
糸ノコ刃には「ストレートタイプ」と「ピンエンドタイプ」の2種類があり、どちらも取り付けられるタイプもあります。うまく使い分けるとよいでしょう。
ストレートタイプ
切断能力が高めでかたい素材向き。六角レンチを使って固定するため、取り付けにやや時間がかかる。
ピンエンドタイプ
やわらかめの素材向き。取り付けが比較的かんたんにできる。
【6】そのほかの便利機能をチェック
便利な機能がついた機種なら作業効率もアップします。必要なものをチェックしてみましょう。
変速機能
ストロークの速度を調整、変更できる機能。曲線もうまく仕上げることができます。
傾斜機能
材料を斜めに切るときに便利。傾斜できる角度や方向はモデルによって違いがあります。
フリーアーム
アーム部分が曲がるように設計された機構。刃の交換がしやすくなっています。
ブロアー機能
木くずや金属くずを吹き飛ばしてくれる機能。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)