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【この記事のエキスパート】
フリーランスライター:出雲 義和
奈良在住のフリーランスライター。
仕事の効率化を助けてくれたり、ライフスタイルを豊かにしてくれる、身近なツール「文房具」その魅力を伝えたいと、国内外を取材に駆け巡っています。
出版業界で流通・営業を約20年勤めて、現在は雑誌・書籍・Webに執筆する他、時々メディアやイベントにも出演。
本記事では、モンブラン万年筆の選び方を解説、おすすめの商品を厳選してご紹介しています。「マイスターシュテュック149」など代表的なシリーズなどを厳選しています。インクの入れ方の違いも解説。ペン先の仕様やインク補充の方式などに注目して、自分に合った1本を見つけてください。
モンブランの万年筆の選び方
万年筆メーカーの老舗「モンブラン」。高級筆記具ブランドとしても有名です。コレクションも多数あり、選ぶ基準がわからず手が出しにくい方も多いのでは?この記事では、モンブラン万年筆の選び方のポイントをご紹介。ポイントは下記5点。ぜひ、一生モノの1本を見つけてみてください。
【1】好みや目的に合ったコレクションから選ぶ
【2】インク補充の仕方で選ぶ
【3】ペン先の仕様で選ぶ
【4】サイズで選ぶ
【5】知る人ぞ知る付加価値のついた万年筆も
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】好みや目的に合ったコレクションから選ぶ
モンブランの万年筆には、さまざまなタイプがあります。ビジネスシーンやプライベートなど使用するシチュエーションや、好みの長さ・太さでフィーリングにピッタリのものを選びましょう。
スターも多く愛用している「マイスターシュテュック」
モンブランを代表する「マイスターシュテュック」は、オーソドックスな万年筆の原点にして到達点でもあるシリーズ。
高級万年筆のオーソリティとされ、歴史的な調印式で使用された「149」がよく知られています。しかし、スタイリッシュな「145」、女性や手の小さい人向きの「141」など、さまざまなタイプのインナップが並んでいます。
現代デザインと伝統の技が融合する「スターウォーカー」
万年筆らしいマイスターシュテュックに対し、スターウォーカーはスタイリッシュで、現代的なデザインなのが特徴。重すぎない見た目なので、はじめて万年筆を使う方にも向いているでしょう。
デザインだけではなく、書き心地も魅力のひとつ。気温や気圧などに左右されず、均一でなめらかな書き心地を維持できる技法が採用されています。
ひと味違うモンブランなら「ヘリテイジコレクション」
ホワイトスターのマークがなければ「モンブランだ」といっても信じられなさそうなモデルが「ヘリテイジ」です。胸ポケットにかけるクリップ部分が蛇になっていたり、エジプト古代文字がボディに描かれていたりと、個性的なデザインが特徴的。
オフタイムに、周囲とは違う遊び心をもったアイテムを持ち歩きたい人にピッタリです。
現代デザイナーによるスタイリッシュな「モンブランM」
従来のモンブランでは、重すぎると感じる人にぴったりなのがモンブランMです。ロンドンやニューヨークの美術館に作品を収蔵されているマーク・ニューソン氏がスタイリッシュなモデルにデザインしました。
キャップも従来のネジ式からマグネット式になり、開閉も片手でできる手軽さ。そんななかでもホワイトスターが輝いているボディは、存在感を持って輝いています。
手の小さい人にも使いやすい「ミューズエディション」
モンブランといえば、漆黒やメタルのイメージもありますが、なかには華やかでかわいいカラーのものもあります。
ギリシャ神話に出てくる女神の名を冠したミューズエディションは、女性や手の小さな人にも使いやすい小ぶりのボディと、明るく華やかな色合いがポイントです。
また、このシリーズは女優シリーズとも言われており、マリリン・モンローをイメージしたラインナップもあります。女性らしさと官能的な部分をうまく表現しています。モンブランの持つ存在感に、上品さと可憐さをプラスした大人の女性にぴったりの万年筆です。
【2】インク補充の仕方で選ぶ
万年筆のインクの吸入方式は大きく分けて「吸入式」「カートリッジ式」「コンバーター式(両用)」の3種類の方法があります。
「吸入式」
吸入式は、器具を使わずにペン先から直接万年筆本体にインクを吸い上げる方法です。カートリッジ式やコンバーター式よりも多くのインクを充填することができ、使用できるインクの種類も多くなります。
モンブランでは、「マイスターシュテュック」の146、149など、定番モデルで採用されている方式です。
「カートリッジ式」
手軽にインクの交換が可能なのが、カートリッジ式です。モンブランでは「スターウォーカー」や「ボエム」ラインで採用されています。
手間がかからず携帯にも便利で、すぐに予備も準備できます。交換が簡単なので、初心者の方にはこのカートリッジ式がおすすめといえるでしょう。欠点としては、後述する吸入式に使われるボトルインクに比べ、インクの色や種類が限られることが挙げられます。
「コンバーター式(両用)」
「コンバータータイプ」のモンブラン万年筆。オプションでカートリッジも使えるので、万年筆をほとんど使ったことがない初心者にも扱いやすいモデルです。
コンバーター式は、カートリッジに似た器具でペン先をインクボトルにつけて軸を回転させて吸入します。吸入式とカートリッジ式の両方を行えるタイプです。モンブランでは、マイスターシュテュックの145モデルで採用されています。
カートリッジ式の利便性と吸入式の経済性を兼ね備えた方式として、近年人気となっている方式です。
【エキスパートのコメント】
手軽にインク交換ができるメリットで選ぶか、インクボトルから吸い上げるプロセスを万年筆の楽しみとして捉えるかが、インク吸入方法を選ぶ際のポイント。カートリッジにはないインクのカラーバリエーションを楽しみたい場合は、コンバーター式や吸入式がおすすめです。
【3】ペン先の仕様で選ぶ
ペン先の使用を7種類から選べるモンブラン万年筆です。『マイスターシュテュック ゴールドコーティング 149 万年筆』よりもひと回りボディが小さく、男女を問わず小回りのきく筆記ができるのもうれしいポイントです。
【エキスパートのコメント】
万年筆のスタンダートと呼べるモンブランには、少々馴染みのないペン先の表記があります。「EF」「F」「M」はそれぞれ極細、細字、中字を意味して、これらは国内の万年筆メーカーと同じですが、「B」「BB」のペン先は、縦の線は太字、横の線は細字になります。
さらに「OM」「OB」「OBB」のO(オー)はオブリークと呼ばれ「傾斜文字」に特化したペン先で、最近ではカリグラフィーを楽しむ人に人気です。一般的な使い方であれば「EF」「F」「M」がおすすめです。
【4】サイズで選ぶ
【エキスパートのコメント】
マイスターシュテュックシリーズのモデル名でもある「149」の数字は、収納時の長さである「149mm」をあらわしています。長さや太さ(胴軸径)に関しては、モデルによってさまざま。
長時間の筆記でも疲れにくい極太軸や、デスクで使いやすい標準的なサイズ、手帳なのどの筆記に向くスリムなタイプなど、万年筆の用途や自分自身が使いやすいと思える大きさをイメージして選択することがポイントのひとつです。
【5】知る人ぞ知る付加価値のついた万年筆も
さまざまなシリーズを展開しているモンブランの万年筆ですが、特別なモデルや限定品、コレクションも展開しています。
たとえば、名作・星の王子さまで知られる「サン・テグジュペリ」や、戦争と平和を書いた「トルストイ」などの作家シリーズ、ユニセフに売り上げの一部を寄付する「ユニセフ・コレクション」など、文化や社会に貢献するモデルもたくさんあります。
愛用する万年筆にさらなる付加価値がつけば、なおいっそう愛着を感じられるでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)










