2005年公開の映画『パッチギ!』などで知られる映画監督の井筒和幸氏が、17日に放送されたフジテレビ系報道番組『日曜報道 THE PRIME』(毎週日曜7:30~8:55)にVTR出演し、女優の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持したとして16日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことについてコメントした。

  • 沢尻エリカ、井筒和幸

    左から沢尻エリカ、井筒和幸監督

沢尻は同作での演技が高く評価され、第29回日本アカデミー賞の新人俳優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞。女優としての地位を確立する出世作となった。

沢尻の逮捕を受け、井筒監督は「聞いたばかりだけど、愕然としましたよ」と驚きを隠せない様子で、「エリカが薬物をどうのこうの……そんなことを起こすようなことは絶対に思ってなかった。だから愕然とするしかなかった」と吐露。

また「演技を楽しんでましたよね」と同作の撮影時を思い返し、「3年ぐらい前に会った時もちょうど仕事も多分吹っ切れた感じでしたよ。芸能人として生きていく心、精神が吹っ切れた感じ。『良い仕事をしてくるよな』と(仲間が)集まった時もみんなで言っていた」と好印象だったことを明かした。

一方で、「良い仕事を最近するようになってその分プレッシャーは感じていたんでしょう」と井筒監督。「そのプレッシャーのせいで薬物に手をつけると。多分誰かからそそのかされた気がしますけどね」と精神的な負担や周囲からの影響を推察していた。