「小春日和」という言葉。いつ頃の季節を指すかご存知ですか? 「秋の終わりから冬のはじめにかけて訪れる、まるで春のように暖かな晴天」の意味なんです。もしかしたら「春の晴れた空のこと」と勘違いしていた、なんて人もいるんじゃないでしょうか。

編集者でライターの高川朋子さん(@darkmatter_tomo)が訴えた、「小春日和の意味がもっと広まってほしい」と訴えたツイートが話題になっていました。

11月に出る広告のコピーに「小春日和」を使ったら、「小春日和という言葉を見ると、春の晴れだと思う人が多いから…」という理由でボツになりましたので、「小春日和とは、晩秋から初冬にかけての、穏やかな暖かい晴天のこと」だって、もっと広まってほしい…と思いました。

文化庁の調査によれば、約4割強の人が「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」であると勘違いしていたとのこと。多くの人がすぐに理解できる平易な言葉を選ぶということも、必要なことだとは思います。

しかしながら、「小春」という言葉は、鎌倉時代から使われているという説もある、歴史ある表現。高川さんの「もっと多くの人に正しい意味が伝わってほしい」という訴えに対して、「自分は小春日和と言う言葉を使うと、より秋の良さが際立って好きなんですけどね」「使ったら、これを機会に正しく認識する人が増えるでしょうに」と多くの人が共感を寄せていました。

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他にも、「じゃ、新春もダメじゃん」「麦秋が秋のことだと思ってる人も多いらしいですからね」と、似たような言葉を挙げる人も。

投稿からおおよそ4日間で、約14,000件のリツイート、24,000件のいいねを集め、注目されています。

  • ご存知でしたか? 「小春日和」