ロール・プレイング・ゲーム。いわゆる「RPG」。皆さん一度はテレビゲームなどで遊んだことがあると思います。「勇者となり世界征服をたくらむ魔王を倒す」というのが定番の状況だったりしますよね。

もし、魔王を討伐に向かう勇者の労働環境が”ブラック企業”レベルだったら…? というユニークな設定を漫画化したのが、『美少女同人作家と若頭』(一迅社)などの著作がある漫画家・ベニガシラさん(@poppoyakiya)。ツイッターで話題を呼んでいました。

  • 「ブラック勇者のマンガです」より(P1)

50倍の倍率を勝ち抜いて勇者になった青年。「俺が魔王を倒し世界を救うんだ!」とやる気に満ち溢れた表情です。しかし、王様から支給されたのは、100ゴールドと、皮製の盾のみ。しかも仲間は誰もおらず、単独での討伐を指示されます。

驚いた勇者が「王様…? 国の危機ですよね? なのに支給がこれだけ?」と疑問を投げかけると、王様は憎たらしい顔で一言。「これだけ出してるのに不満なわけ…? お前の代わりいくらでもいるよ? 勇者するの? 無職するの?どっちよ」。

勇者を新入社員に、王様をブラック企業の社長に置き換えてみれば、多くの会社員が深く共感してしまう内容。なのですが、これがあのロール・プレイング・ゲームの世界で行われているというところに、著者であるベニガシラさんの斜め上の発想力を感じざるをえません。

多くの読者から「続きが気になります」「続きはどこで読めますか?」と続編を熱望されている衝撃の内容については、ツイート内のほか3枚の漫画についてもぜひご覧ください。国の都合で急に短くなる納期など、王様のブラックっぷりはもはや「見事」と言いたくなるほどです。

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この投稿を見た読者の皆さんからは、「これ、リアルに日本の職場に起こっているやつだよね」と自身の境遇を重ねるコメントや、「この流れでラノベ一本書けそうw」とアイデアに対する賞賛の声などが寄せられていました。

投稿からおおよそ1日で、約5,100件のリツイート、16,000件のいいねを集め、注目されています。