フジテレビ系単発枠『日曜THEリアル!』(毎週日曜20:00~)が、20日にスタート。初回は、実際の裁判映像や証言を手がかりに、殺害現場に残された証拠などから事件の謎に迫る人気シリーズ第12弾『世界法廷ミステリー ~魔女の微笑~』が放送される。

  • 裁判に出されたダーリーの証拠写真

今回取り上げるのは、1996年、テキサス州で会社経営をしていたセレブ一家を何者かが襲撃し、6歳の長男と5歳の次男が命を落とした事件。事件の8日後、退院し、子どもたちの墓参りにいった母・ダーリー。そこに地元のテレビ局1社が居合わせ、カメラを回した。なんと彼女は、笑みを浮かべていたのだ。これを機に、ダーリーに疑惑の目が向けられる。彼女は金遣いが荒く、両手に10個の指輪をはめていたり、豊胸手術を施したりと、贅沢三昧な暮らしをしていたことが明らかになる。

その一方で、夫と共に経営していた会社は苦境に陥っていたことから、子供2人を殺害することで生活費を浮かせ、偽装工作のため自らを傷つけたのではないかと疑われた。だが、殺害された子供の父親でもあるダーリーの夫は疑惑を完全否定。果たして、ダーリーは我が子を殺害した鬼母なのか。それとも我が子を殺害された悲劇の母親なのか。そして、ダーリーの笑みには驚くべき真実が眠っていた…。

もう1つは、1986年、米・ロサンゼルス郊外の高級マンションの一室で女性が銃殺された事件。殺害されたのは、結婚3カ月の新妻・シェリー・ラズムセン(29)。部屋は荒らされ、ガレージに止めてあった高級外車がなくなっていたことから、警察は高級マンションを狙った強盗殺人とみて捜査を開始した。だが一方で、彼女は無言電話や何者かの視線を感じるなどストーカーに悩まされていたと遺族は訴える。ストーカー殺人だったのか。強盗犯だったのか。

結局 捜査は行き詰まり事件解決には至らなかった。シェリー殺人事件は迷宮入り、“コールドケース”となったが、事件発生から23年たった2009年、突如遺族の元に届いたのは、事件解決の知らせだった。未解決事件を担当した4人の刑事が、シェリー殺害事件を再捜査したという。シェリーを殺害したのは誰だったのか。裁判で明かされた驚きの動機とは。捜査チームが導き出したのは、想像できない結末だった。今年、この事件の全容を記した著書が発売され大きな注目を集めているが、番組は、事件を解決に導いた4人の刑事のリーダーだった捜査官のインタビュー取材に、海外メディアとして初めて成功した。

MCの宮根誠司は「テレビをご覧の皆さんもぜひ一緒に考えていただきたい、というところですかね。VTRを見ていただけると、必然的に答えが出てきていますので、一瞬も見逃さずにじっくり見ていただきたいです」、加藤綾子は「宮根さんの“惑わし”が本当にすごいんです。全部ご自分で考えていらっしゃるんですが、台本にもないので、私もどのように来るか分からないんですよ。隣にいても『あ!そうやって行くんだ!』みたいな(笑)。見事に(解答者の)皆さんが惑わされるので…そこも見どころです」と話している。

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