テレビ番組を録画したいとき、皆さんはどうしていますか? 今では考えられませんが、ほんの20年~30年前には家庭用の録画メディア「VHS」がどの家のリビングにもありました。お弁当の箱ほどのサイズのVHSを、ガチャガチャと出し入れしながら、好きな番組を録画したものです。
そんな頃を10代のオタクとして過ごしていた、なつみんさん(@natsuminsan)。30代になった今、当時とは何かが変わってしまったようです…。漫画「オタクの曲がり角。」がツイッターで話題になっていました。
10代の頃のなつみんさんにとって、大好きなアニメは高画質な「S-VHS」で録画し、繰り返し見るもの。間違えて上書きしてしまわないように爪を折り、ラベルにも気合をいれてアニメのロゴを綺麗に描いていました。
当時のVHSは、時間を指定し録画するシステムが一般的。他番組の放送時間に変更があると、うまく録画することができませんでした。「野球の放送時間延長に何度も泣かされた」と言うなつみんさんにとって、VHSでアニメを録画できるかどうかは、とても大切なこと。いわば侍の「真剣勝負」に匹敵するような一大事だったのです。
そしてときは過ぎ…30代になったなつみさん。HDDの容量がいっぱいで、アニメの録画に失敗していることに気づきます。しかし、どこか興味なさげに一言。「まぁ…ネトフリで見ればいいか…」。
30代オタクの漫画② pic.twitter.com/0y1iL1kHQ5
— なつみん(漫画家)/別冊エイジ連載中 (@natsuminsan) October 1, 2019
この投稿に対して、おおよそ1週間で、約900件のいいね、1,200件のリツイートが集まり注目されていました。中には、「私はこれで野球そのものが嫌いになりました」と当時、同じようにVHSで録画をしていた読者も…。
サブスクリプション(定額見放題)のサービスが普及した今だからこそ、手間暇をかけていた頃が、懐かしくも感じられます。
「10代」と「30代」のオタクを比較した漫画、わかり過ぎて辛いとツイッターで話題に https://t.co/HZy40pFjhx
— 【公式】マイナビニュース (@news_mynavi_jp) October 8, 2019