回転すしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローは10月2日より、今年7月に始動した「匠の一皿プロジェクト」の第3弾となる新メニューを販売開始した。
匠の個性が光る3メニュー
すしとは異なるジャンルの“名店の匠”とともに、回転すしの常識を超える逸品を開発する「匠の一皿プロジェクト」。その第3弾となる今回は、それぞれの匠の個性が光る3品がラインナップした。
スパイスと食材を巧みに使いこなし、多種多様な料理を提供する京都の話題店「ブランカ」(京都府京都市)店主・吉岡哲生氏が考案したのは、新潟県の越後村上の郷土料理「鮭ぼやの焼き漬け」をイメージしたメニュー、「鮭の漬け焼きと筋子のにぎり」(300円)。
吉岡氏特製の甘めのタレに漬け込んだ鮭は、店内で炙ってから提供される。その上には醤油筋子をトッピングし、香ばしい鮭の風味と筋子特有の食感が口いっぱいに広がる一皿に。
独創的かつリーズナブルな和食が人気の店「賛否両論」(東京都渋谷区)店主の笠原将弘氏が考案した創作すし「金華さば信州練りみそ炙り」(150円)は、宮城県金華山周辺で旬の時期に獲れたさばを使用。スシロー独自の製法で酢〆したこだわりのネタに、「信州練りみそ」を店内でぬり、サッと炙って仕上げた逸品となっている。
脂のりに定評のある産地のさばだけに、しっかりとした旨みを感じられ、じっくり練りこまれた信州の麹みそのコク深い味わいとのハーモニーも絶妙だ。
伝統の技をベースに、枠にとらわれない中華を提供することで話題の「中国菜エスサワダ」(大阪府大阪市)オーナーシェフ・澤田州平氏直伝、ココナッツミルク風味の「黒蜜ミルク杏仁豆腐」(240円)もお見逃しなく。
漢方原料としても知られるウリ科の果実「羅漢果(らかんか)」をリッチに使った特製の黒蜜は、天然の甘みを感じられる上品な味わい。儚く舌の上で消えていくようななめらかな舌触りもたまらない。
定番サイドメニューを松茸でアレンジ
同日より、秋の高級食材・松茸を堪能できるサイドメニュー2品も期間限定商品として販売開始。今回は、スシローの中でも高い人気を誇るサイドメニューをアレンジしている。
スシローのサイドメニュー人気No.1の茶碗蒸しが秋の期間限定バージョンで「松茸のあんかけ茶碗蒸し」(240円)として登場。具だくさんの茶碗蒸しに、松茸入りのオリジナル餡をかけ、秋の風味を感じられる贅沢な茶碗蒸しに仕上がっている。
「松茸塩らぁめん」(350円)は、スシロー自慢の鯛だし塩ラーメンに、秋の味覚の松茸・三つ葉・柚子皮をトッピングした香り高い逸品。あっさりしながらコク深い“鯛とほたて”のWスープと、松茸の風味に箸が止まらない。
スシローカフェ部からは、渋皮栗をたっぷりと使用したパフェ「渋皮栗の絞りたてモンブランパフェ」(330円)が登場。
店内で手絞りされたトップのモンブランクリームだけでなく、パフェの中にも渋皮栗を使うことで食感のアクセントをプラス。バニラアイス・なめらかプリン・スポンジ・ホイップが重なり、様々な味わいを楽しめるパフェは、最後まで飽きがこない。
カスタードとの相性が良いモンブランだが、このパフェでは土台にクリームより重くないカスタードプリンを使用することで、お寿司の後でも食べやすい工夫が施されているようだ。
この秋、スシローで旬の味覚を堪能してみてはいかがだろうか。
※価格はすべて税別