――『星に名前をつけるとき』というアルバムタイトルにはどんな想いを込めたんですか。
私、星を見るのが好きなんです! 星には名前があるじゃないですか。地球上ではずっとその名前で呼ばれてきたし、これからもそう呼ばれていく。名前をつけた人は中途半端な気持ちじゃなくて、相当な覚悟で決めたと思うんです。それって私が曲を書くときと似ているな、と。世に出して誰かに聴いてもらいたいからこそ、妥協しないで完璧を目指して作っている。そんな想いを込めました
――アルバムのジャケットワークも星をモチーフにしていて。
"星を研究している"というのがコンセプトなんです。曲名にちなんだ星座をイラストにしたり、CD盤もキラキラしていて、夢が詰まっていて。最近はダウンロードが主流になりつつありますけど、CD盤を買ってくださった方にも喜んでいただきたくて。シンガー・ソングライターとしてアルバムを作ることが夢だった私にとってこの1stは宝物だし、聴いてくださる方にも宝物になるように、と
――9月23日から始まったライブツアーもタイトルが"星集め"。ここでも星好きが(笑)。
はい(笑)。このツアータイトルの"星"は皆さんのエネルギーやパワーのこと。初めてのツアーですし、いままで福岡や大阪、京都でワンマンをやらせていただく機会はなかったんですよ。お礼を込めて全箇所、精一杯歌いたい、と。会場に来てくださる皆さんと楽しい時間を過ごしたいです。そして皆さんから集めたエネルギーやパワーという"星"が、最終日の東京でビッグバンみたいに"バン!"と花開いたらいいな、と思っています
――最後にこのサイトを閲覧しているユーザーにエールを。
「人生は一度きりですから悔いのないように。私の座右の銘は"人間が想像できることは、人間が必ず実現できる"という言葉。「ゼロセンチメートル」の"叶えたいことは 言葉にしたら少し 近付いていけるらしいの"など、いろんな曲にそういう言葉を入れています。何か迷ったり、悩んだりしたときに聴いていただけたらうれしいです。
――確かに大原さんのシングル曲は朝一番に一日のパワーをもらえる曲が多いですし、走り続けて磨り減ってしまいそうなときは「からっぽになりたい」で身も心もリセットできる。そして一日の最後は「夜になれば」で穏やかに眠りに就ける、という。
このアルバムには"日常のいろんなシーンで聴いて楽しんでもらえる作品にしたい"というコンセプトもあって。どれか1曲でも聴いてくださる方の日々の生活に寄り添えられたらうれしいですね
夢を追い続ける人たちに捧げる「リアライズ」
2004年のプロ野球再編成問題をきっかけに日本各地で誕生したプロ野球独立リーグ。社会人チームが次々と解散するなか、NPB(=日本野球機構、いわゆるプロ野球)を目指す選手たちの受け皿になるなど、2019年現在では女子リーグ含め4つのリーグが活動している。最近では四国アイランドリーグplusから千葉ロッテマリーンズに入団した角中勝也選手が2度首位打者を獲得するなど注目度が高まる一方で、運営資金や人材の確保など課題も多い。大原さんは2018年7月31日に野球のルートインBCリーグ公式アンバサダーに就任。みずから作詞作曲した公式応援歌「リアライズ」を6thシングル「ハイステッパー」(アーティスト盤)のC/Wとして音源化している。
「独立リーグには、怪我やいろんな事情で一時野球を断念した選手たちも多く在籍しています。選手たちを取り巻く環境は決して楽ではありませんが、それでも好きな野球を続けている。そんな野球という夢に向かって走り続けている選手たちと、音楽という夢を追いかけている私の気持ちってリンクしているところがあるんです。ルートインBCリーグの選手たちがNPBのドラフトで指名されたり、活躍しているニュースを聞くと涙が出るくらいうれしい。きっと家族とか回りの人たちの応援も励みになっているんでしょうね。「リアライズ」はそんな選手たちの想いに私自身の想いを重ねて書きました」(大原さん・談)
2019年夏は地元の千葉テレビ『高校野球ダイジェスト』オープニングテーマとして「チャンス」を書き下ろし。8thシングル「ゼロセンチメートル」(アーティスト盤)のC/Wとしてリリースされた。大原さんの真っ直ぐ伸びやかな歌声は夢に向かうすべての人たちの想いに寄り添う力を秘めている。


