俳優の上川隆也が、10月3日(20:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査スペシャル』で、フェンシングに初挑戦する。

  • 左から上川隆也、美村里江 -テレビ朝日提供

上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同ドラマ。今回、糸村たちが挑むのは、大手メーカー「梶田重工」の社長・梶田正彦(団時朗)が殺害された事件で、敏腕経営コンサルタント・牧村桃子(美村里江)が捜査の過程で浮かび上がる。

趣味のフェンシングに打ち込む彼女のもとまで事情を聴きに行った糸村は、あまりのしつこさに辟易した桃子から「どうしても聞きたいなら、私に勝ってごらんなさい」と言われ、試合に挑むことになる。

上川は「フェンシングは古い歴史を持つスポーツですが、どこか懐かしさを感じましたね。というのも、僕は子どものころに剣道を習っていたことがあり、マスクの中から見る景色になんとなく“既視感”があったんです。剣の形態も構えも戦い方もまったく違うのですが、それでもいざ“一本”を取り合うために相対しているという心情を含めた風景を、以前どこかで目の当たりにしたような気がして、ちょっと不思議な感覚を覚えました」と明かした。

また、美村について「選手の皆さんのちょっとしたしぐさをすぐにお芝居に取り入れていらして、そのフットワークの軽さも含めて、なんてポテンシャルの高い人なのだろうと驚きました」と振り返る。

一方の美村は「フェンシングは騎士道から生まれたスポーツでありながら、どこかダンスみたいな印象もあり、不思議な競技だなと常々思っていたのですが、まさか自分がやることになるとは…(笑)!」と驚き。

さらに、「撮影時に些細なことで気が逸れてはいけないと思い、剣やグローブを自宅に持ち帰って、時間の許すかぎり何度も手になじませたりもしました。京都での撮影だったのでエペの剣と一緒に、東海道新幹線にも乗りましたよ」と笑顔。そして「その甲斐あって、糸村と桃子のキャラクター性が垣間見える、迫力あるシーンになったと思っています」と自信を見せた。