アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が21日、大阪・カンテレ本社で行われた同局・フジテレビ系スペシャルドラマ『FLY!BOYS, FLY! 僕たち、CAはじめました』(24日21:00~22:48)のトークイベントに登場した。

  • King & Princeの永瀬廉(中央)

航空会社のキャビンアテンダント(CA)を目指して訓練生となった主人公・朝川千空(永瀬)が、同僚たちと共にさまざまな訓練を通じて成長していく同ドラマ。会場に集まった観客約200人が、永瀬の登場に大興奮で、進行のカンテ・村西利恵アナウンサーから「お帰りなさい!」と迎えられた永瀬は「ただいま戻りました! やっぱり大阪は落ち着くし、謎の安心感があります! 朝早くから集まっていただいて、ほんまにうれしいです!」と関西弁を交えてあいさつ。同席した萩原崇プロデューサーは、「関西ジャニーズJr.にいたときから、かわいらしい人だと思って。年を重ね、舞台を観劇して、ステージがとても素晴らしく、ステキな人だなと思い、ご一緒したいと思ったんですよ」と6年ほど前に永瀬に一目ぼれし、長年の想いが叶ってキャスティングが実現したことを明かした。

そして、大型モニターに映し出されたドラマのシーン写真を見ながら、見どころや撮影の裏話などを聞いていくことに。男性CAを目指す、空オタクの新人訓練生を演じた永瀬は「台本を読んだときから、千空の真っすぐさが伝わってきました。自分が意識していないところで周りを変える力を持っている子やな~と思った」と役柄の印象をコメント。萩原プロデューサーも「まだ編集中ですけど、千空は『いい声だよね~』ってみんな言っていて、役にハマっている」とベタ褒めだ。

さらに、永瀬は「ハードなスケジュールだったので、そんな中でこそみんなが楽しくなればいいな」といい、「倉庫の中の撮影は熱かったのでアイスが必須でした!」と、アイスクリームやスイートポテトなどを差し入れしたエピソードを披露。一方、永瀬の素顔について、萩原Pは「愛されるというのはこういう人だと思った。同年代の共演者が多い中、一気に仲良くなってくれた。特にクランクイン2日目から男子4人は全然、大人の話を聞いてくれなかった…(笑)」と暴露しつつ、「その中心にいるのが永瀬くんで、北村匠海くんの“れんれん”って呼び方とか、愛している感が強かったですね」と永瀬の愛されキャラを改めて実感したようだ。

永瀬からも、男性CA訓練生とともに演じた早乙女薫役の北村匠海、郷田勇一役の岐洲匠、黛正太郎役の小越勇輝について、「めちゃくちゃ波長が合って、ずっとしゃべっていました。クランクアップした日に、そのまま4人でご飯を食べに行きました」と仲良しエピソードが飛び出した。

続いて、モニターにはその3人とヒロインの高山つばさ役・黒島結菜から、サプライズコメント映像が映し出され、永瀬は「いつ撮ったの!スゲー!」と仰天。北村からは「いつでも優しくて、誰にでもそのスタンスは変わらない。でも、一番体力があって、時間が経つにつれて元気になっていくのは、一番タチが悪い!」と暴露されて苦笑いした。

実は、男子4人の中では撮影中、ブームがあったそうで、北村が「亀田史郎さんがご飯を食べて“サイコー!”ってやるのを、みんなでものまねしていたんだけど、廉はまったくもって似ていなかった!」と酷評すると、永瀬はタジタジに。すると、ものまねを会場で、生披露するおちゃめな素顔を見せていた。

また、共演者の印象について、永瀬は「真飛聖さんとキムラ緑子さんとのシーンでは、お2人からめっちゃイジられました」とにっこり。そのキムラ演じる千空の伯母・美智は、銭湯「べるさい湯」を経営しているが、そこに出て来る名物“バラ風呂”では、イケメン俳優たちのサービスショットも撮影され、永瀬は「ドラマで裸になったのは初めて。どこまで出ているんですかね?」と萩原Pに質問すると、「放送できるいい具合まで!」と予告された。

続いて、新人CA役を演じた永瀬に、あらゆる業界の“新人”さんの悩みを解決してもらうコーナー「King & Prince永瀬廉、新人さんのお悩み相談はじめました!」が実施された。女子高育ちで、男性に免疫のないことを相談された永瀬は「意識し過ぎないで。大学で女友達を見つけて、その子の仲のいい男子としゃべっていくうちに慣れていけばいいんじゃないかな」と適切なアドバイス。

また、人見知りだという永瀬が克服したコツを聞かれると、「克服してないですよ。ドラマのクランクインのときは、みんながあいさつに来てくれるんですけど、気まずくて、気まずくて(笑)。それに人との距離感がおかしいらしく、匠くんからも(King & Princeの)メンバーからも言われるんです」と明かした。さらに、「僕は転校が多くて、小さいときは人と目を合わせられないくらい人見知りがヒドかった。でも、関西ジャニーズJr.に入って、ファンの方がいてくださって、自信ができたんです。自信を持てるものを作って、自分を愛して!」と実体験を交えながら、メッセージを送った。

ほかにも、「昨日は何を食べましたか?」との質問に、「実は、(西畑)大吾、正門(良規)、(大橋)和也としゃぶしゃぶを食べに行きました!」と関西ジャニーズJr.の先輩と同期との久々の再会を満喫したことを紹介。「でもあいつら、物をせびってくるんですよ! キンプリやろ!なんか奢ってくれよって(笑)。でも、ほんとサイコーの夜でした」と最高の笑顔を見せた。

永瀬の父親がヘリコプターのパイロットであることが明かされると、「忘れていたんですけど、記者さんからそのことを言われて、『俺のお父さんそうやったわ』って思い出しました」と天然コメント。ちなみに、カンテレ内部にいる永瀬の父親を知る人物によると、「背が高くてめっちゃイケメン」との情報ががあり、永瀬も「かっこいいと思います。子供のひいき目が入ってますけど」とニンマリだ。

そして、カンテレグッズの詰め合わせやドラマにも登場する“バラ風呂”グッズのプレゼント企画など、とっておきのひと時に観客もうっとりとした表情に。最後に永瀬は「僕が初主演を務めた『FLY!BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました』。スタッフさんはもちろん、僕ら共演者が全力で取り組んで作ったドラマです。何か新しいことにチャレンジしようと思っている方へのエールになる作品です。盛り上げてってくれたらうれしいです」と熱いコメントをともにイベントを締めくくった。

イベント終了後に取材に応じた永瀬は、関西の印象を改めて聞かれ、「ジャニーズの活動を始めたのも大阪やったので、僕の中で関西は地元。だからこそ帰って来れてよかったです」と関西愛を熱弁。 このドラマで「初主演をさせてもらって、経験値を積めたので、そこは成長の1つ。今まで演じさせてもらってきた役とは違う真っすぐな役、CAという新しい世界にも触れることができて、人間力も上がったと思います」とコメントした。

ドラマの見どころについては、「CAは女性社会なので、その世界で男子訓練生4人がもがき、失敗を重ねながらも、それでも切磋琢磨していくということは、ほかの世界でもそういう状況があると思います。このドラマを見て共感しつつ、がんばろうと思える活力になったらと思います」としっかりPR。

最後は視聴者へのメッセージとして、「新人CA訓練生4人の素の部分が垣間見られたり、何よりも千空という人間の素晴らしさや、千空に影響を受けて変わっていく周りの状況にも注目しながら、楽しんでください。CAという仕事にさらに興味を持っていただける方が増えたらと思います!」と呼びかけていた。