きょう17日に放送されるカンテレ・フジテレビ系番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、名古屋で愛される魚屋を切り盛りする女性に密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける森朝奈さん=カンテレ提供

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、鮮度抜群の魚介を取りそろえ、地元の街で愛され続けている創業39年の魚屋「寿商店」の長女・森朝奈さん(32)だ。

小さな頃から、大きな魚を解体する父の姿に憧れていた森さんは、小学生の頃から「家業を継ぐ」と決めていた。だが、一度は社会勉強がしたいと上京して大学に進学。卒業後は、インターネットを利用した小売ビジネスのノウハウを学び、家業に取り入れたいという思いで楽天に入社し、三木谷浩史社長の秘書を2年間務めた後、24歳で実家の寿商店に戻った。

寿商店は、経営する店舗で小売りも行っているため、森さんは市場での鮮魚の仕入れから下処理・加工、取引先への卸し、そして店舗での接客まで何でもこなす。さらにはIT企業での経験を生かし、インターネットを利用した受注システムを導入し、経営の幅を広げている。

そんな彼女が気を配る相手が、妹の花波さん。「姉に負けたくない」と対抗心を隠さない妹に対し、「かわいくて仕方がないけれども、上司として接しなければならない」という葛藤を日々抱えている。

経営する店舗の恒例行事として、毎月開催している「マグロの解体ショー」は、父が長年大切に守り続けて来たイベントだが、初めて任されることに。男性でも根を上げるマグロの解体を任された彼女は…。そして、豪快な父と、負けず嫌いな妹との間で、常に家族に対する気配りを忘れない彼女の想いに密着する。