JR北海道は29日、青函トンネル全区間で携帯電話サービスの提供を9月5日から開始すると発表した。NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社がサービス提供事業者となる。
青函トンネル内は北海道新幹線開業後も約3年間にわたり携帯電話の不通区間となっていた。今年4月17日から竜飛定点(旧竜飛海底駅)~吉岡定点(旧吉岡海底駅)間の約23.3kmで携帯電話サービスが利用可能に。9月5日以降、青函トンネル入口から竜飛定点までの約13.6km、青函トンネル出口から吉岡定点までの約17.0kmでも携帯電話サービスが開始され、これにより青函トンネルの全区間で携帯電話を利用可能となる。
なお、青函トンネル全区間のサービス提供開始にともない、北海道新幹線の全トンネル長(計約97km)のうち、約57%にあたる約55kmで携帯電話が利用可能に。JR北海道は残りのトンネル区間(約42km)についても、引き続き工事を進めるとしている。