毎日暑い日が続きますね。気温の上昇とともに、食材が傷みやすくなります。夏場は買い物、保存、調理、残ったおかずの保管など、どの場面でも、気を付けなくてはいけません。

食品ロスを減らそう

  • 食品ロスの内訳(平成28年度/環境省)

この数字は、家庭で出される食品ロスの内訳(平成28年度)です。

「直接廃棄」とは、冷蔵庫などに入れたまま調理されずに、食べられることなく廃棄されたもの。「過剰除去」とは、野菜の皮を厚くむきすぎたり、脂身の部分などを調理せずに捨ててしまうこと。「食べ残し」は、調理して食べ残したものです。

10月には消費増税10%が予定されており、より税負担を感じてしまうでしょう。食品は軽減税率の対象のため、税率は変わらず8%ですが、ここ数年は食品の値上げや数量を減らした実質値上げなどで、食費も膨らみがちです。しかし、家庭での食品ロスを減らすことで、ゴミが減り、食費の節約にもなります。

家庭でできる食品ロスを減らすアクションとして、消費者庁が「今日から実践!食品ロス削減 家庭編」で、「買物」「保存」「調理」時にするポイントを紹介しています。

「買物」時のポイント
・事前に冷蔵庫内などをチェック
・買物は使う分だけ
・手前に陳列されている食品をチョイス

「保存」時のポイント
・最適な保存場所に
・まとめて下処理
・ローリングストック(期限の長い食品を奥に、近い食品を手前に)

「調理」時のポイント
・残っている食材から使う
・食べきれる量を作る
・食材を上手に食べきる

参考:消費者庁「今日から実践!食品ロス削減 家庭編」

さらに追加するなら

・買い物は、毎日行かない。

(毎日行くとつい買いすぎてしまうため)買いすぎを防ぐために、空腹時を避けて行く。値引きシールや半額シールの商品を買うならその日食べる分だけにする。

・保存は、少し余った肉やご飯など、とりあえず冷凍庫で眠らせない。

少量残ったお肉やご飯は、冷凍庫の中で迷子になりやすく、気がつくと冷凍焼け等食味が落ちてしまい、結局は利用されないまま捨ててしまうことも。あと少しであれば、全量を使って使い切る。

もしくは、次の献立の中に加えて早めに使い切る。そして残りごはんは、専用の冷凍バッグに入れてある程度まとまったところで、リゾットなどに加工して食べきりましょう。冷蔵庫にレシートを貼って、使ったものを消していく。

・調理時は皮や葉といった捨ててしまいがちな食材は、スープや春巻き、きんぴらといったひと品にする。残ったおかずは、リメイクして美味しく食べきる。

これらができれば、かなり食費と食品ロスは減るでしょう。家庭内の食品ロスは心掛け次第で大きく減らすことができるでしょう。

夏の食材は傷みやすいので注意!

夏の食材は傷みやすいものです。旬の夏野菜のきゅうり、おくら、なすは、冷蔵庫で保管すると低温障害を起こしてしまいます。

また肉や魚といった生ものも、傷みやすいので、そのとき食べる分もしくは、肉は小分けや味付けをして冷凍して、使う分だけ解凍をして使いましょう。夏のお買い物は、生鮮食品のまとめ買いは避けて、その日もしくは翌日使う分までを目安に買うと良いでしょう。

そして、作り置きおかずもお酢を加えたり、気持ち塩分を多めに加えるといった工夫をするといいでしょう。通常のおかずは、できるだけその日に食べられる分だけ作るようにして、残ったら冷蔵庫で保存もしくは、随時加熱をして傷みにくくすることで、最後までムダ無く食べきることができます。

食品ロスをへらすサービスも

また外食産業では、食のシェアリングエコノミーが広がりつつあります。

スマホアプリの「TABETE」は、まだおいしく食べられるけれど、閉店時間や賞味期限などの理由からお店が廃棄せざるを得ない食事をユーザーが食べて救済するサービスです。

  • 「TABETE」救済事例

「Reduce GO」は残ったり、余剰食品を手頃な価格でテイクアウトできるスマホアプリサービスです。月額1,980円で、毎日2回まで注文することができます。アプリで周辺のお店を探して、タップして注文、指定時間に受け取りに行くといったシンプルなものです。

毎日2回まで注文できるものの、いつも活動エリアに余剰食品があるとは限らないので、有料会員になる際は、会員登録(無料)をして動きを見ると良いでしょう。

  • 「Reduce GO」余剰食品例

スマホアプリなど、情報端末の発達により今まで廃棄されていた食材が救済されるのはとても良い試みだと思います。今後は更にこうしたお店と消費者をつなぐマッチングアプリが登場し、お店はロスが減り、消費者は安く商品を手に入れられるようになるでしょう。

丸山晴美(まるやま はるみ)

  • alt
外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している