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【この記事のエキスパート】
動物大好きライター:國谷 正明

動物大好きライター:國谷 正明

北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。
趣味は作曲と爬虫類飼育。いいにおいのする文章を書こうと日々苦心しています。

執筆実績に電子書籍『いちばんやさしいテキサスホールデムポーカー入門』(株式会社NOTE-X出版)『ペットとしてのエキゾチックアニマル入門』『ノワール小説入門』『東映実録映画入門』(Webメディア「Webon(ウェボン)」)など。


フクロモモンガにとっての寝床は身を隠す場所であり、安心して休息できる環境を作ってあげることが大切です。ストレスを与えないためにも、寝床の形状や素材には気を配る必要があります。そこで、動物大好きライターの國谷正明さんへの取材をもとに、フクロモモンガの寝床を選ぶときのポイントとおすすめ商品をご紹介します。

動物大好きライターが解説します
フクロモモンガってどんな生き物?

【エキスパートのコメント】

フクロモモンガはモモンガと違い、齧歯目(げっしもく)ではなく有袋目(ゆうたいもく)に属し、カンガルーやコアラと同じように腹部の育児嚢(いくじのう)のなかで子育てをします。

また、フクロモモンガは樹上棲(じゅじょうせい)かつ夜行性の動物であるため、野生下では昼の間は樹洞内(じゅどうない)で眠り、夜になると昆虫や果物類を捕食するため樹々の間を飛び回ります。

フクロモモンガに限らず、その動物が本来どのような環境でどんな生活を送っているかを知ることは動物を飼育するうえで欠かせない大切な知識なので、常日頃から情報収集をするようにしてください。

動物大好きライターに聞きました
フクロモモンガの寝床の選び方

フクロモモンガにとって快適に過ごせる寝床とは、いったいどういうものなのでしょうか? 動物大好きライターの國谷正明さんに、フクロモモンガの寝床を選ぶときのポイントを3つ解説していただきます。

しっかりと体を隠すことができるか

【エキスパートのコメント】

野生のフクロモモンガは肉食の哺乳類や猛禽(もうきん)類といった天敵から身を守るため、樹洞内をおもな寝床としています。

ペットとして市民権を得た感のあるフクロモモンガ。しかし犬や猫、ウサギなどと比べるとまだまだペットとしての歴史が浅いため、健康的に飼育するためにはなるべく野生に近い環境を再現することがおすすめです。

飼育者としてはペットのかわいい寝姿を眺めていたいところですが、人目に触れる場所で眠ることはフクロモモンガにとって大きなストレスになってしまう可能性があります。しっかりと体を隠すことのできる寝床を選ぶようにしてください。

飼育環境に適した寝床の素材で選ぶ

三晃商会『ポストハウス(H20)』:

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

フクロモモンガ向けとして販売されている寝床には、木や布で作られたものから、陶器やココナッツ、ダチョウの卵の殻を使用したものまで、さまざまな素材の製品があります。

木製の寝床は野生下での環境に近い半面、汚れやにおいが落ちにくいです。布製の寝床は洗濯できるため衛生的ですが、ぼろぼろになりやすいという面も。陶器製の寝床は衛生的で丈夫ですが、冬場に冷たくなりやすいというデメリットがあります。

素材によってメリットとデメリットがありますので、それぞれの特質を理解したうえで、飼育環境に適したものを選ぶとよいでしょう。

適切な温度管理が可能であるか

レインボー『フルーツカップ オレンジ』:

出典:楽天市場

【エキスパートのコメント】

フクロモモンガはインドネシアからパプアニューギニア、オーストラリアにかけての温暖な地域に生息しているため、日本の冬の厳しい寒さには耐えることができません。そのため冬場は加温が必須となるのですが、ひとくちに加温といってもさまざまな方法があります。

エアコンなどで部屋全体を加温するのであれば特別な配慮は必要ありませんが、飼育ケージ内や寝床だけを局所的に加温する場合には注意が必要です。ヒーターの設置が可能であるか、火災のリスクはないかなどさまざまな角度から検証し、フクロモモンガにとって適切な温度管理ができるものを選ぶとよいでしょう。

ちなみに、フクロモモンガの適温は24~28℃とされていますので参考にしてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)