東京2020組織委員会は7月24日より、東京2020公式ライセンス商品「伝統工芸品コレクション」の第4弾を発売する。

「伝統工芸品コレクション」とは、日本各地の伝統的な技術を用いて作られた伝統工芸品の公式ライセンス商品で、経済産業大臣の指定を受けた「伝統的工芸品」、都道府県・自治体が指定した「伝統工芸品」、これらの技術や文化を継承している「地域特産品」が対象となっている。

今回は、その第4弾商品として、福島県、群馬県、千葉県、東京都、石川県、三重県、京都府、佐賀県の伝統工芸12品目22商品を展開する。

■福島県

福島県からは、会津を代表する民芸品「赤ベコ」が登場。厄除けや子育ての縁起物として長年にわたり愛されてきた赤ベコの表面には、東京2020のエンブレムがあしらわれている。サイズはW21×H13.5×D8.7cm、価格は各9,720円。

  • (左から)赤ベコ「赤ベコ(5号)」(東京2020オリンピックエンブレム)/赤ベコ「赤ベコ(5号)」(東京2020パラリンピックエンブレム)(税込9,720円)

    (左から)赤ベコ「赤ベコ(5号)」(東京2020オリンピックエンブレム)/赤ベコ「赤ベコ(5号)」(東京2020パラリンピックエンブレム) (各9,720円)

■群馬県

群馬県からは、群馬県ふるさと伝統工芸品の「高崎だるま」。鶴と亀が顔に描かれていることから「縁起だるま」「福だるま」とも言われる縁起物で、躍動感ある模様がオリンピックシンボルカラーで表現されている。高さ20cmというサイズ感で、赤と白の2種類を展開。価格は各9,504円。

■千葉県

千葉県の伝統的工芸品は「千葉工匠具(こうしょうぐ)」。千葉県の鍛冶職人が伝統的な技法で製作した「理容バサミ」(73,440円)と「すきバサミ」(84,240円)は、熟練の職人の手作業によって仕上げられ、鋭く力強い切れ味を実現している。

■東京都

東京都の伝統工芸品は「江戸手描提灯」。伝統工芸職人の手により、手描きで東京2020オリンピックエンブレムが描かれている。直径23×H61cmの大きさで、価格は10万8,000円。

また、東京都からは、地域特産品の「江戸風鈴」と「下駄」も販売される。風鈴はガラス製で、江戸風鈴の伝統的な金魚の模様をオリンピックシンボルカラーで再現。また、足への負担を軽減する牛革のクッションと、シックな黒と江戸小紋柄の鼻緒が高級感を演出する「クッション下駄」は、レディースサイズのM(W8.5×H5.5×D2.3cm)とL(W8.5×H5.5×D2.4cm)を展開。価格は風鈴が5,891円、下駄が3万5,640円。

  • (左から)東京2020オリンピック江戸手描提灯(税込108,000円)/東京2020オリンピック江戸風鈴「風鈴」(税込4,320円)/東京2020オリンピック下駄「クッション下駄」(税込38,880円)

    (左から)東京2020オリンピック江戸手描提灯(10万8,000円)/東京2020オリンピック江戸風鈴「風鈴」(5,891円)/東京2020オリンピック下駄「クッション下駄」(3万5,640円)

■石川県

石川県は、伝統的工芸品「金沢箔」と「輪島塗」を発売。金沢箔「箔アート 額装」は、1万分の1ミリ程度の厚さまで均一に広げられた箔の上に、東京2020のエンブレムが表現されている。サイズと価格は、小サイズがW12.3×H12.3×D2.2cmで9,504円、中サイズがW20×H20×D3cmで3万5,640円。

輪島塗の「丸盆」は、品ある朱色の上に金色でクロッピングが表現されており、使い続けることで、漆の艶やかさがより際立つようになるという。サイズはW24.3×H3.0×D24.3cm、価格は1万2,960円。

■三重県

三重県からは、伝統的工芸品「鈴鹿墨」と「四日市萬古焼(ばんこやき)」が登場。「鈴鹿墨(振金)」は、発色の良さと、上品かつ深みのある書き味が特徴的で、贅沢にも金粉があしらわれている。サイズはW15.5×H5.7×D2.5cm、価格は1万800円。

四日市萬古焼で作られるのは、オリンピックエンブレムがデザインされた桜色の「蚊やり豚(桜)」と、パラリンピックエンブレムデザインの紅色の「蚊やり豚(紅)」。耐久性に優れ、愛くるしい豚の表情と昔ながらの風合いが特徴的。小サイズはW10×H10×D13.5cmの2,160円、中サイズがW20.3×H14.5×D15cmの3,240円。

■京都府

京都府の伝統的工芸品は「京うちわ」で、オリンピックエンブレムデザインの藍色の「うちわ(藍)」と、パラリンピックエンブレムデザインの紅色の「うちわ(紅)」の2種類を展開。とてもよくしなり、強くて柔らかな風を送ってくれるという。サイズはW30.5×H20.5×D0.7cm、価格は4,320円。

  • (左から)東京2020オリンピック京うちわ「うちわ(藍)」/東京2020パラリンピック京うちわ「うちわ(紅)」(税込4,320円)

    (左から)東京2020オリンピック京うちわ「うちわ(藍)」/東京2020パラリンピック京うちわ「うちわ(紅)」(4,320円)

■佐賀県

佐賀県は、伝統的工芸品「伊万里・有田焼」で作られた縁起物の「おきあがりこぼし」。東京2020パラリンピックマスコットソメイティのデザインとなっている。サイズはW5.5×H8×D5.5cm、価格は4,860円。

伝統工芸品コレクションの第4弾は、7月24日より東京2020オフィシャルショップ各店、東京2020オフィシャルオンラインショップ、技わざオンラインショップにて販売される。なお、取扱い店舗は順次拡大の予定。

※価格はすべて税込