◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎

山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎

1970年宮城県仙台市出身。高校山岳部で山歩きを始め、早稲田大学卒業後は出版社に勤務。

その後、フリーランスのライターに。著書に『山道具 選び方、使い方』(枻出版社)、『テント泊登山の基本』(山と渓谷社)などがあり、近年はテレビ番組やイベントへの出演も増えている。また、アウトドアメーカー各社とのコラボレーションを行なう自身のブランド「SCREES」を立ち上げ、製品開発にも取り組んでいる。


防水性や耐水性を持ち、安全登山には欠かせない重要な地図をしっかり守ってくれるマップケース。この記事では、マップケースのおすすめと選び方のポイントについてご紹介します。

地図をさまざまなダメージから守る
登山用マップケースとは?

地図はルートの確認だけでなく、遭難などの事故を防げるため、登山において心強い味方です。山を登るなら必ず持っていきたいアイテムですが、地図はものによっては水に弱い紙質であったり、何度も畳んだり折り曲げたりすることで痛んで判別しにくくなってしまいます。

地図をさまざまなダメージから守るのが、マップケース。PVCなどを使った透明なケースは地図を確認しやすく、水滴や汚れなどから守って劣化を防ぎます。登山の際に用意しておくと、便利なアイテムです。

サイズ・素材・口コミなど
登山用マップケースの選び方

山岳・アウトドアライターの高橋庄太郎さんに、登山用マップケースを選ぶときのポイントをご紹介。安全に登山を楽しむためにはマップケースがとても大事です。自分に合った適切なマップケースを選ぶためにも、アドバイスを参考にしてください。

地図の使い方に合ったサイズ感や形を選ぶ

Coleman(コールマン)『フォールディングマップケース』:

出典:Amazon

マップケースの形は大きく分けると、ロール型とバッグ型の2種類があります。使い方や特徴、地図のサイズに合わせて、ご自身に合うものを選びましょう。

日本で使われているすべての地図の基本となるのが、書店でも販売されている国土地理院発行の地形図。そのなかで登山の際に使うのはおもに2万分1地形図と5万分1地形図で、印刷面はどちらも51×41cmほどになります。四つ折りにするとA4よりも少し小さいサイズ感で、自宅で印刷する場合も用紙はA4が一般的です。

そのために、マップケースはA4サイズが余裕をもって入るものが使いやすいです。より広い面積を一度に見たいという方は、さらに大判のA4サイズ以上のものをセレクトするといいでしょう。

持ち運びやすさを重視するならロール型

OSPREY(オスプレー) ULマップラップ OS58120:

出典:Amazon

使いたい時に広げて、使わない時は丸めてザックのポケットなどに収納できるのがロール型。持ち運びやすいものが欲しい方にぴったりのマップケースです。

必要な時には取り出して広げるという動作が発生するものの、携帯がしやすく歩いているときに邪魔をしません。

ロール型のなかには防水性が低いものもあるため、水滴や雨が気になる方はジップロックなど密閉できるものに入れて持ち運びましょう。

こまめに地図を見るなら確認しやすいバッグ型

オルトリーブ ドキュメントバッグ A6サイズ(D01):

出典:Amazon

首から下げて使うのがバッグ型。ファスナーが付いたビニール製のバッグに地図を入れるタイプです。バッグ型は地図が確認しやすいため、頻繁に地図を確認するような登山の際に便利。ビニールやファスナーできっちり覆われるため、防水性にも優れています。

バッグ型は常にぶら下がっていることから歩いている際に邪魔に感じるかもしれませんが、それ以上に地図の確認がしやすいのがポイント。ルートを確認することが多く、地図を取り出す手間を減らしたい方にもぴったりです。

防水性は商品説明とともに口コミもチェック

LOKSAK(ロックサック)『防水マルチケース L』:

出典:Amazon

マップケースのなかには、防水性のある商品もあります。水滴や悪天候にも耐えられるものを探している方は、商品の説明欄に防水性やドライなどと書かれているものを選びましょう。

防水性などの記載がある商品のなかには、ケースのなかに水が染み込んでしまうものもあるとのこと。防水性があるマップケースを探している方は商品説明とともに、口コミをチェックすることで実際の防水性のイメージがつかめるでしょう。

サイズは地図の畳み方に合わせて選ぶ

マップケースを選ぶうえで、サイズも大事な要素です。小さなケースの場合は地図を入れる際に畳む回数が多く、反対に大きなケースなら畳む回数は少なく済みます

収納サイズが大きくなるほど、一目で確認可能な地図の範囲が広くなります。地図の見やすさとともに携帯性のバランスを考えて、マップケースのサイズを選びましょう。

両面タイプは裏表が確認できて便利

マップケースには片面だけでなく、裏表が透明になっているものもあります。一部のエリアしか確認しないのであれば片面でも問題ありません。

地図だけでなく登山のスケジュールなどもその他の情報も確認したい場合は、裏表が使える両面タイプが便利です。出し入れをせずひっくり返すことでスムーズに、地図とその他の情報をチェックできます。

冬の登山に持っていくなら寒さに強いものを

マップケースで使われるビニール素材などは、気温が低くなることで硬くなったり、丸めて使っているうちに割れが生じるものもあります。

冬の登山でマップケースを使う場合は、寒さに強いものを持っておくと良いです。低温による割れを防ぐことができ、寒い環境でも問題なく使用できます。

一年を通じて登山回数が多い方や、長くマップケースを使いたい方も寒さに強いものをチェックしておくと良いでしょう。

軽い素材や頑丈なタイプは長く使える

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット)『ウォータープルーフマップケース S』:

出典:Amazon

マップケースはできるだけ軽い素材のものを選ぶと、登山中も使いやすいです。首から下げて使う場合は、軽い素材ほど快適に使用できます。

ザックやリュックに丸めて入れる場合でも、マップケースを軽くすることで重さの負担を抑えられます。

軽さに加え、マップケースの素材が丈夫であることもチェックしましょう。ビニール素材にナイロンなどが加わったものなど、耐久性のあるものならば少しでも長く使えます。

紛失を防止するストラップやコード類

ISUKA(イスカ)『ドライマップケース』:

出典:Amazon

マップケースのなかにはストラップ類があらかじめ付属していたり、自分で好きなコードを取りつけられるように小穴があけられていたりと、紛失を防止するためのディテールが工夫されているものもあります。

つねに体の近くに露出させたまま持ち運ぶことになるマップケースは、山道具のなかでも紛失しやすいもの。それだけに、体や荷物へかんたんに取りつけられるようになっているものがベターです。

とはいえ、どのような取りつけ方法のものが使いやすいかは人それぞれなので、自分の好みに応じて選んでみましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)