大井川鐵道はこのほど、今年度の新金谷車両整備工場の見学を開始した。工場見学は2012年から実施しており、今年度はより見学しやすく、より楽しめるように、さまざまなリニューアルを施したという。

  • 点検橋

今年度の工場見学実施日は、12月1日までのうち「きかんしゃトーマス号」「ジェームス号」が運転されるのべ87日間。小学生以上1人500円で入場でき、出発準備中の「トーマス号」「ジェームス号」を間近に見学でき、「トーマス号」の近くで記念撮影もできる。

リニューアルにより、車両横の点検通路の幅が従来の2倍に拡幅され、車両をより間近で見学できるようになった。こどもから大人まで楽しく学べるようにと、従来はほとんどなかった説明看板も場内5カ所に設置。フォトスポットにも最適なSL模擬運転台も新たに設置した。

  • SL模擬運転台イメージ

大人向けに蒸気機関車のナンバープレートなどを展示していた見学ルームは、こどもから大人まで楽しめるように展示内容を見直し、写真やトーマスの「プラレール」などを展示。場内へのテント増設により、暑い日差しを避けられる日陰も昨年より3割増やした。入場券を硬券とし、入場記念品を「かわね路号」の缶バッジからトーマスの缶マグネットに改めるなど、サービス向上も行っている。