マクロミルは6月19日、「キャッシュレス」に関する調査結果をニュースレター「HoNote通信」vol.184として発表した。調査は4月26日~27日、全国20歳~69歳の男女1,000名(性別×年代の人口動態割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 支払い方法の利用率

    支払い方法の利用率

普段どのような方法で支払いをしているのか尋ねたところ、最も多かった決済方法は「現金」(97.3%)となり、次いで「クレジットカード」(75.1%)、「銀行振り込み・引き落とし」(37.8%)と続き、上位3つは2018年10月調査時のスコアとあまり差が見られなかった。

しかしながら、4位以降の「交通系ICカード」(36.7%)、「流通系ICカード」(34.3%)、「スマホ」(19.4%)といったキャッシュレス決済については、この半年間で伸長しており、中でも、「スマホ」の伸長率が高く164%を記録した。

そこで、「スマホ」決済にフォーカスして調べたところ、「QRコード決済」(67%)の利用経験率が前回調査から32ポイント増加しており、前回の2018年10月時点では「タッチ型決済」が主流だったものの、半年後の同調査では、「タッチ型決済」と「QRコード決済」がほぼ並ぶ結果となった。

  • 消費増税対策における「キャッシュレス決済のポイント還元」について

    消費増税対策における「キャッシュレス決済のポイント還元」について

次に、2019年10月に予定されている消費増税対策として、「キャシュレス決済のポイント還元」があることを知っていたかどうかを聞いたところ、「内容までよく知っていた」が18.3%、「なんとなく聞いたことがあった」が半数超の56.7%と、認知率は75%だった。

また、この対策によって、キャッシュレス払いが「とても多くなると思う」と回答した人が20%、「まあまあ多くなると思う」が47%と、合わせて67%が前向きな回答をした。