女優の二階堂ふみと俳優の江口洋介がこのほど、都内のロケ現場で、フジテレビ系ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(最終話 20日22:00~)のクランクアップを迎えた。

  • 二階堂ふみ(左)と江口洋介=フジテレビ提供

この日は病院の一室で撮影。連続殺人鬼“ブルーマーダー”と接触し、負傷した下井警部補(陰山泰)のもとへ、姫川(二階堂)とガンテツ(江口)が状況の聞き込みにやってくるというシーンで、ブルーマーダーの正体が実は元警察官だったことが判明し、一体なぜ殺人鬼へ変貌してしまったのか、その動機と事件の背景を探っていく。

シリアスなラストシーンで張り詰めた空気の中、石川監督の「オッケー!」の声が現場に響き、安堵(あんど)の表情を浮かべる2人に、大きな花束を抱えた石川監督が駆け寄り、感謝の気持ちを込めて固い握手を交わした。

撮影初日から雨に降られ、全行程を通じて天候との戦いを余儀なくされた撮影スタッフたちに対し、江口は「雨が多くて大変だったと思いますけど、亀梨(和也)君の主題歌も『Rain』ということで、それに免じて勘弁してください(笑)」と、現場を和ませるあいさつ。

そして、「主人公・姫川玲子役、二階堂ふみさんオールアップです!」と助監督がコールするとひときわ大きな拍手が現場に響きわたり、二階堂は「明日まで撮影がある中、お先に上がらせていただきます。打ち上げでおいしいお酒で乾杯できたらいいなと思っています。その時いろいろなお話をさせてください。本当にありがとうございました!」と、翌日にも撮影を控えるスタッフへの気遣いながら感謝のメッセージを語った。

全11話の撮影を振り返った二階堂は「撮影を重ねるたびに、姫川班の結束は強くなっていきましたし、関係性は変化しながらも深まっていったと感じています。カメラが回っているとき以外の時間もすごく充実していて、姫川班で過ごした時間は特に印象的で思い出に残っています」と、亀梨ら共に駆け抜けたメンバーとの思い出を回想。

また、連続ドラマ初主演をつとめたことについては、「スタッフの皆さんがプロフェッショナルな方ばかりで…。連ドラの主演をつとめるのが今回初めてだったので、“どのようにしたらいいのかな”と最初は不安な気持ちもありました。でも、自分1人の力じゃどうにもならないと思っていましたので、現場に入った時から“皆さんの力をお借りしよう!”と。おかげさまで皆さんに寄り添いながら作品と向き合うことができました。それに、皆さんとても仲が良いんです! 締めるところは締めてくださいましたし、休憩中は和やかな雰囲気でしたので、お芝居しやすい現場を作ってくださったことに感謝しています」と語った。

あす20日放送の最終話について、二階堂は「これまでにも姫川の過去は描かれてきましたが、自分の過去を自らの口で語るのは今回が初めてのことです。これまでに積み重ねてきたことがひとつの形になりますし、そして、これから始まる“新しい姫川の物語”を予感させる内容になっています」と予告している。

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