舞台『クローズZERO』の公開ゲネプロが14日に東京・草月ホールで行われ、松本大志、堂本翔平、坂田隆一郎、三岳慎之助、馬越琢己、砂原健佑、二葉勇、二葉要、菊池修司、安井一真、山田能龍(脚本・演出)が取材に応じた。
同作は、高橋ヒロシ(※高橋ヒロシの「高」ははしご高)のマンガ『クローズ』を実写映画化した『クローズZERO』を舞台化。2017年11月に行われた初演版のチケットは即日完売し、再演版では福岡、大阪、東京と規模を拡大しての上演となる。
司会からの「初演に比べてパワーアップしたところは?」という質問に対して、滝谷源治役の松本は「再集結したメンバーは初演版から1年半たち、それぞれが経験をつみ、人間力や男気が増している。それがそのまま、作品の底上げにもつながっている。殺陣にも注目してほしい」と自信を見せる。芹沢多摩雄役の堂本翔平は「初演に比べての作品に対する理解、キャスト感の絆が増していてそういったところが見に来てくださるお客様に伝わると嬉しいです」と意気込んだ。
脚本・演出の山田は若手俳優と作品をつくりあげることについて、「意識の統一をすることがとても大切。それがあれば、個性がある若手俳優、しかも大所帯でもいい作品を作り上げることができる」と語る。さらに登壇者10名は同作を漢字2字で表すというお題に、それぞれ「奇跡」(松本)、「焼肉」(堂本)、「一心」(坂田)、「漢気」(三岳)、「感情」(馬越)、「委託」(砂原)、「軌跡」(二葉勇)、「青春」(二葉要)、「命綱」(菊池)、「錯覚」(安井)とフリップを掲げた。
「一心」と書いた坂田は、「一心不乱に心をひとつにこの舞台に臨んできたので是非、お客様に伝わってほしい」、「錯覚」と書いた安井は「舞台にのめり込みすぎて、毎日が役との錯覚のようでした。そのくらいのパワーで打ち込んでいます」、「青春」と書いた二葉要「この舞台をもって劇団番町ボーイズ☆を卒業しますが、過ごしてきた年月はまさに『青春』。この舞台にも『青春』が詰まっています」と説明する。
さらに松本は「このクローズZEROという人気作の舞台化をこのメンバーでできること、また、今日という日にお客様がお越しいただけるということ、そのすべてが奇跡なので、すべてに感謝して臨みたい」と思いを表した。