俳優の佐藤二朗が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』(8日21:00~23:10)で、タモリのストーリーテラーパートにゲスト出演する。

  • タモリ(左)と佐藤二朗=フジテレビ提供

佐藤は、激しい雨が窓を打つ山小屋にずぶぬれで入ってくる謎の男役で登場。息を整え、雨も払いつつも窓から外の様子を伺うと、タモリから突然「あなたも雨宿りですか」と声をかけられる。驚く男に、タモリは「当分やみそうもないですね。ラジオでも聴きますか」と何事もないように続け、山小屋の古いラジオに手をかける。

ラジオが雑音から音楽に変わると、「音楽はお好きですか」と不敵な笑みを浮かべるタモリ。やがて場面変わって突然、男がタモリに刃物を向ける事態へと発展する。

このずぶぬれの謎の男は何者なのか。そして、タモリとの“奇妙”なやりとりはどういう展開を見せるのか…。

佐藤は「実は10年以上前、『世にも奇妙な物語』に企画を提出したことがある。オナラが止まらない男が主人公で、細部は忘れたが、最後は宇宙飛行士が『地球は黄色かった』というオチだったと思う。散った。その企画は散った。散って良かった。そんなことはいいんだが歴史あるこの番組の「聖域」、ストーリーテラーパートに出演とは光栄だ。さらに実は、20年前にタモリさんと芝居で絡んだことがある。当時、僕の役は『警備員A』。その時、相手役の『旨味』を瞬時に引き出す姿に、『やっぱタモリってスゲエな!』と感嘆した。今さりげなく敬称略してしまったが、タモリさんという巨星と絡むのも光栄。タモリさんと紡ぐ奇妙な世界にご期待を乞う。ただ、僕の役は『オナラが止まらない男』ではない、はずだ」とコメント。

編成企画の狩野雄太氏は「今回ストーリーテラーのパートも物語にしたいと思い、各エピソードのことを触れつつも、しっかりと“ある結末”が用意されたドラマを小椋(久雄)監督が撮ってくださいました。大変楽しい収録で、タモリさんと佐藤二朗さんの演技の掛け合いを拝見することができて、個人的には感動的で奇妙な体験でした」と話している。

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