TPCマーケティングリサーチはこのほど、「2019年女性の美容に関する意識・実態調査」を発表した。調査は3月26日、スキンケアおよびメイクアップを週に1回以上行う20~70代の女性を対象に実施し、有効回答は618件。

  • 肌(顔)に自信はありますか?

    肌(顔)に自信はありますか?

まず、618人全員に肌(顔)への自信について尋ねると、全体では「自信がある」は0.6%、「どちらかといえば、自信がある」は13.3%となった。一方、「どちらかといえば、自信がない」は31.2%、「自信がない」は25.9%となっており、「(どちらかといえば)自信がない」が全体の半数を占めている。

年代別にみると、「(どちらかといえば)自信がある」は、約2割と年代による大差はなかった。一方で、 「(どちらかといえば)自信がない」は、20代から30代にかけて17.5ポイントと大きく開いている。また、30代をピークに年代が上がるほど、「(どちらかといえば)自信がない」の割合が少なくなっている。クラスタ別にみると、無関心層とプチプラは、他のクラスタ(コスメ好き、保守派)よりも「(どちらかといえば)自信がない」が多くなっている。

「理想とする『肌』の状態」では、「透明感のある肌」が72.5%で最大となった。次いで、「すっぴんでもきれいな肌」が67.5%、「キメが整っている肌」が58.5%、「すべすべした肌」が53.4%などで続いている。これを年齢別にみると、若い世代ほど出現率が多くなっている。

「最も理想とする『肌』の状態」では、「すっぴんでもきれいな肌」が25.9%で最大となった。次いで、「透明感のある肌」が18.0%、「実年齢より若くみられる肌」が7.2%、「キメが整っている肌」が6.3%などで続く。

「化粧品」購入時に参考とする情報源では、「家族・友人」が34.5%で最多となった。次いで、「店頭(商品パッケージ・ポップなど)」が26.0%、「アットコスメなどの口コミサイト・比較サイト」が24.5%などで続いている。

年代別にみると、20代・30代は「家族・友人」のほか、「SNS(Twitter・Instagram・Facebookなど)」「アットコスメなどの口コミサイト・比較サイト」の出現率が他の世代と比べて高かった。クラスタ別にみると、コスメ好きは他のクラスタと比べて、ほとんどの項目で出現率が最も高い。このことから、コスメ好きは化粧品を購入するときに多くの情報源を活用する傾向が伺える。