俳優の濱田岳主演の、1月クールテレビ東京系ドラマ24『フルーツ宅配便』が、第45回放送文化基金賞 奨励賞を受賞し、濱田も演技賞を受賞したことが5日、明らかになった。

  • ドラマ『フルーツ宅配便』

同作はビッグコミックオリジナルで連載中の漫画家・鈴木良雄による同名作品を実写ドラマ化。女性読者からの支持も多く、第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品となった。会社が倒産し、ひょんなことからデリヘル(デリバリー・ヘルス)の店長になってしまった咲田真一(濱田岳)と、デリヘルに努める女性たちの人生を描く。『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』などで注目を集める映画監督・白石和彌が手がけた。

放送文化基金賞とは、視聴者に感銘を与え放送文化の発展と向上に寄与した優れた放送番組や、放送文化、放送技術の分野での顕著な業績を対象に、2018年度の全ドラマの中から4作品を表彰するもの。先日発表された、第15回コンフィデンスアワード 助演男優賞の松尾スズキ(「フルーツ宅配便」 のオーナー役)に続き、作品&主演も賞に輝くことになった。

濱谷晃一プロデューサー コメント

原作の1巻を読んだ時に、絶対にテレ東でドラマにしなければ! という使命感に駆られました。日本映画界をけん引する白石和彌監督総指揮のもと、最高のスタッフで臨むことができました。素晴らしい俳優陣のおかげでドラマにリアリティと奥行きが生まれ、特に主人公の咲田は派手な活躍がなく、デリヘル嬢に寄り添う非常に難しい役ですが、濱田岳さんのおかげで魅力的なキャラクターになり、観る人をぐっと引き込んでくれました。この挑戦的な題材のドラマが評価されたことが本当に嬉しいです。全スタッフ、キャストに心より感謝申し上げます。

(C)鈴木良雄・小学館/「フルーツ宅配便」製作委員会