舞台『ここはグリーン・ウッド』の全キャストが3日、明らかになった。北乃颯希、笹森裕貴らが生徒役として出演する。
同作は、1986~1991年にかけて『花とゆめ』(白泉社)にて連載されていた、那州雪絵の代表作。主人公・蓮川一也(小西成弥)は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意。学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流(長妻怜央)・生徒会長の手塚忍(影山達也)・同室の如月瞬(大平峻也)を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃っていた。
緑都学園の生徒である坂口栄也役に北乃、栃沢弘役に笹森が決定。さらに平井浩基、森遼、佐野真白、小田桐咲也、世古口凌、寺崎裕香、岡田あがさ、内野楓斗、山田ジェームス武、冨田ヒカル・前川ゆう(アンサンブル)が出演する。配役・キャラクタービジュアルは順次公開される予定だ。
公演は7月19日~7月28日、天王洲銀河劇場にて。脚本・演出は、ほさかようが務める。
北乃颯希 コメント
初めまして!
『ここはグリーン・ウッド』で坂口栄也役を演じさせていただきます、北乃颯希です。
僕が特に楽しみにしているのは、この作品のなかで出てくる「緑林寮」のシーンです(笑)
男子高校生達が描く日常を、ありのままの姿で舞台ではお見せしたいと思います!
今年の夏は緑都学園の生徒となって、僕たちと青春しましょう!!
笹森裕貴 コメント
長く皆様に愛されている作品に、改めて息を吹き込むことができることを楽しみにしています。
個人的に僕は、これまでやったことのないキャラクターへの挑戦をすることになると思うので、自分でしっかり頭を使い、素敵な作品になるように精進いたします。
ほさかよう コメント
名作、バイブルと呼ばれる漫画には、必ずその作品の中にしか存在しない世界があります。
那州先生が描かれた『ここはグリーン・ウッド』もまさにそれで、「男子寮を舞台にした青春物語」……などという
シンプルな紹介文ではまとめきれない、分類不可能な世界観と魅力を持った作品だと思うのです。
明るい馬鹿騒ぎの裏には青春時代ならではの闇が潜み、そこにはささやかな謎や、大きな秘密が隠されていたりする。
思わず「嘘だろ!?」と言ってしまうような超絶展開まである。
演劇ならではのあらゆる手段を使い、アニメやテレビドラマと言った映像作品とはまた別の形で、
この魅力的な世界を表現しなければ……と背筋が伸びる思いです。
でも、どうかご安心ください。
こんな宝石のような作品をお預け頂いた以上、描かれた世界を壊さず、それでいて演劇としても面白いーー
そんな作品を必ずご覧に入れますから。
SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』
どうぞご期待ください。