アイドルグループ・Kis-My-Ft2の玉森裕太が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』(6月8日21:00~23:10)で主演を務めることが27日、明らかになった。『世にも奇妙な物語』には、2014年の『ニートな彼とキュートな彼女』以来5年ぶりの出演となる。

  • 黒島結菜(左)と玉森裕太=フジテレビ提供

玉森が主演するのは、サスペンス作品『さかさま少女のためのピアノソナタ』(講談社ノベルス「千年図書館」所載)。玉森演じる主人公は、音楽大学のピアノ科に通うが、コンクールで思うような成績を残せず、将来を迷っている大学生・黒木聖だ。

黒木は、立ち寄った古本屋でドイツ語の楽譜集にふと目をとめる。楽譜の余白に書かれていたドイツ語を翻訳してみると、そこには「さかさま少女のためのピアノソナタ」「絶対に弾いてはならない」と書かれていた。気になってソナタについての検索を始めると、たどり着いたサイトには「この曲をもし弾き間違えたなら、必ずや手を失うだろう」と書かれていた…。

5年ぶりの『世にも』に、玉森は「懐かしさもありましたし、また声をかけていただきとてもうれしかったです! お話をいただいたとき、今回はどんな物語なのかすごい気になりました。皆さんの心に残る“奇妙な物語”になれるよう演じたいです」とコメント。ピアノ科の学生役だが、「ピアノの経験は全くありません。右手と左手の違う動きに慣れていないこともあり苦戦しました」とこぼす。

また、黒木と同じ音楽大学に通い数々のコンクールで優勝し、将来を約束された天才ピアニスト・吉野八重役で黒島結菜も出演。黒島は「ピアノ経験はゼロですが、以前ピアノを弾く役があり練習の仕方などは知っていたので、練習はしやすかったです。ただ、とても難しい曲だったので、できるかなという心配はありましたが、練習の成果を見ていただけたらと思います」といい、「絶対に弾いてはならない呪われた曲があったら、私は怖いので弾けないです。物語が進むにつれて、これは一体どうなるんだというハラハラを楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。

フジテレビ編成部の狩野雄太氏は「ピアニストならではの繊細さを玉森さんが見事に演じてくれております。黒島さんも若き天才ピアニストとして、またヒロインとして絶妙なハマり具合になっております」と見どころを語っている。

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