NGT48劇場支配人・早川麻依子氏が26日、元メンバー・山口真帆への暴行事件に関する第三者委員会の報告書にあった「メンバーからの事情聴取の結果、確たる証拠はないものの、ファンから聞いた、あるいは、メンバー内の噂として聞いたとして、36名のメンバーから、他のメンバーとファンとの『つながり』に関する供述があった。その際、12名のメンバーの名前が具体的に挙がった」について、ツイッターを通じて「全く証拠がありません」と報告した。

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    NGT48劇場支配人・早川麻依子氏

第三者委員会が今年3月18日に発表した調査報告書によると、「回答が記載された書面及び記名、無記名の者が特定できる資料は、AKSを含め本委員会以外には一切開示しない」とあり、「私的領域でのファンとの接触は禁止されていたものの、ごく一部のファンによる働きかけに対して、一部のメンバーは、私的領域における接触(いわゆる『つながり』)を持っていたことが、本件調査の中で、『噂』レベルではなく、具体的な事実として垣間見ることができた」として、「丙(事件に何らかの形で関わっていたことが疑われる人物)と複数回個別に会っていたメンバーがいること」「本件事件後に、数名のメンバーがファンとの『つながり』があったとして自ら申告していること」など7項目が列記されている。

早川氏はこれらを踏まえ、「報告書に出ている、具体的に名前が挙がった12人ですが、◯◯がつながっていると人から聞いた。◯◯っぽい子が男の人といるのを見た。◯◯はつながっていると思う。◯◯が人目を避けるように歩いていた。という曖昧な話ばかり。処分しようにも全く証拠がありません」とツイート。

第三者委員会の報告後には「つながり」を申告したメンバーがいたといい、「DMを2回返信してしまったが私的に会った事はない。また、取材先の飲食店の方が偶然ファンで、クレープをサービスしてくれて、来店のお礼のDMについ返信をしてしまった。そんな内容のものでした」と明かした。

また、報告書には前支配人について「ファンと私的領域において接触した(『つながり』をもった)メンバーの処遇については、『証拠がない』とだけ言って、申告を排除し、それ以上、調査を行わずにいたようであるし、逆に、『証拠があれば処分するのか』との問いかけに対して、前記のとおり、契約上、簡単には解除ができないし、何らかの処分権限が認められているわけではないにもかかわらず、『処分する』と回答するなど、その場しのぎの対応をする場面もあった」との指摘もあった。

早川氏は具体的な内容は明かしていないものの、ツイッターで「これから、運営の責任は責任として背負いながら、やるべきことはやります」と宣言し、「私は、メンバーやファンの皆様に迷惑行為をしている『厄介』と呼ばれているファンのことを、本当のファンだと思ってはおりません。メンバーやファンの方のためにしっかりと対処をしていきます」としている。