アイドルグループ・V6の岡田准一が主演を務めるテレビ朝日系5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』第2夜が、きょう23日(21:00~)に放送される。

  • 左から岡田准一、松山ケンイチ -テレビ朝日提供

浪速大学の准教授・財前五郎(岡田准一)は、誤診した医学部長・鵜飼裕次(松重豊)のメンツを保つため、教授の東貞蔵(寺尾聰)に患者の執刀を依頼した。しかし、東は長時間の手術に意識がもうろうし、ついには動脈を傷つけて大量出血させてしまう。その一方で財前は、東の見落としを指摘し、まるでミスを待ち構えていたかのように手術を続行。見事に成功させる。

まるで勝ち誇ったかのような顔する財前に対して、屈辱にまみれる東。財前に対して「満足かね」と漏らし、さらには「君には品格がない。この浪速大学の教授にはなれない」と告げる。

師弟関係であった2人であったが、対立が決定的に。そして教授選へと突入する。財前は義父・財前又一(小林薫)の財力を利用し、鵜飼らに強烈なアプローチ。一方の東は、東都大学の船尾徹(椎名桔平)とともに、金沢国際大学の教授・菊川昇(筒井道隆)を教授選候補に担いだ。

教授選では裏工作が激化し、多額の金が飛び交う事態に。それに対して、里見脩二(松山ケンイチ)は、同級生でもある財前が権力に固執し、変わっていく姿に複雑な表情を見せるのだった。

この教授選では、脳外科教授・野坂奈津美(市川実日子)がキーマンに。支持を得ようと財前がすり寄るものの、そっけない様子。市川が、財前サイドと東サイドの間で、ひょうひょうとした野坂を好演する。

教授選は決選投票となるが、財前の足元をすくう事態も発生し、珍しく財前が焦り、弱気になる場面も。果たして財前は、教授選に勝利することができるのか。