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【この記事のエキスパート】
フランス在住 レシピブロガー:戸塚ブランシェ敦子

フランス在住 レシピブロガー:戸塚ブランシェ敦子

日本ではアパレル業を経て、雑貨のバイイング、雑貨と食品の商品企画に従事。現在はフランス在住。
和食レシピをフランス語で、フランスで学んだレシピを日本語で紹介したレシピブログ "La bonne poire -ラフランスの台所-"のブロガー。
その他、不定期料理アトリエの主催、パリを中心とした情報サイト パリエトワのライター。


片手鍋より深さと安定感があり、カレーや煮物など毎日の料理に活躍する両手鍋。この記事では、両手鍋の選び方と、ステンレス、アルミ、ホーローなど素材別におすすめの商品をご紹介します。IH対応やおしゃれなデザイン、ティファールやル・クルーゼなど人気メーカーの商品も!

両手鍋は必要?
片手鍋と両手鍋の違い

左右に取っ手が付いている「両手鍋」。片手鍋とは違い、安定感があって深さがある程度あるので、カレーやシチュー、煮物など時間をかけてたっぷり作る煮込み料理にぴったりです。大きなサイズのものも多いので、ファミリーなど3~4人家庭では使いやすいでしょう。

一方、片手鍋は扱いやすさが魅力。コンパクトで軽く、収納しやすいのも特徴です。1~2人暮らしの方は片手鍋があれば十分でしょう。

ポイントをチェック!
両手鍋の選び方

上記でお伝えした通り、とくに煮込み料理に向いている「両手鍋」。ほかにも用途がたくさんある便利な鍋です。そんな両手鍋ですが、さまざまな商品が販売されていますが、どこに注目して商品を選べばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、フランス在住のレシピブロガー・戸塚ブランシェ敦子さんに、両手鍋を選ぶときのポイントを詳しく教えてもらいました。ポイントは以下の8つです。

【1】素材
【2】サイズ
【3】深さ
【4】お手入れのしやすさ
【5】フタの機能や取っ手の仕様
【6】対応する熱源
【7】耐久性
【8】デザイン

上記のポイントをおさえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。両手鍋の選び方に迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

【1】両手鍋本体の素材をチェック!

両手鍋の素材には、「ステンレス製」「アルミ製」「ホーロー製」「銅製」があります。鍋に使われる素材によって、火の入り方や得意とする料理が違いますので、素材に注目して使い勝手のよい鍋を見つけましょう。

それぞれの特徴は以下になります。

オールマイティな「ステンレス製」

出典:Amazon

お手入れしやすく、オールマイティーに使いやすいのはステンレス製で、保温性がよく、焦げ付きに強く、煮込み料理に向いています。

保温性がよいのは魅力のひとつですが、鍋全体が温まるまで時間がかかるのがデメリットです。

価格も安く気軽に使える「アルミ製」

出典:Amazon

アルミ製は安価で、鉄の3倍ほど熱伝導性がよく、下茹でや、一人分の料理をサッと作りたいときなどに向いています。

しかし、酸やアルカリ性の物に弱いというデメリットもあり、お酢や塩分の濃い調味料を使った料理の長時間放置は鍋を傷めることになります。

保温性が高い「ホーロー製」

出典:Amazon

ホーロー鍋は、酸にも強く保温性が高いので、カレーやシチューなど長時間のコトコト煮込み料理にぴったり。ぽってりしたおしゃれなデザインの両手鍋が多いのも魅力です。

ただし、衝撃や急激な温度変化に弱いので、加熱したあとの鍋を急激に冷やしてしまうと鍋が割れてしまうこともあるので、扱いには注意が必要です。

熱伝導率のよい「銅製」

出典:Amazon

最も熱伝導率のよいのは、ステンレスの25倍ともいわれる銅製で、火が均一に通ります。焼き物の焦げつきや、煮物の片煮えのない最高の素材。高価ですが、お手入れ次第で世代を受け継いで何十年も使えるお料理好きの憧れの鍋です。

しかし、ほかの素材の両手鍋に比べると重量があるのがデメリットです。

鍋物料理にぴったりな「セラミック」

出典:Amazon

土鍋のような陶器で作られているのが、セラミックの鍋です。加熱するのに時間がかかりますが、保温性に優れているので使いやすいのが魅力。なかまでしっかり火が通るので、鍋物料理や炊飯におすすめです。

重量があり、熱や衝撃にも弱いため扱いに注意が必要ですが、オーブンや電子レンジなどにも使えるものもあるので、温め直しもかんたんにすることができます。

なお、アルミニウムなどほかの素材にセラミック塗装を施しているもののほうが一般的です。

【2】両手鍋のサイズもチェック!

出典:Amazon

16〜18cmの浅型のものは、一人鍋や一人分の温め直しなどに使えるので、あると重宝します。20cmの両手鍋は、1~2人分の料理に使いやすいサイズです。

22~24cmの両手鍋は4〜6人分くらいのお料理を作るのにぴったりなサイズ。容量は4L前後で、家族で鍋料理をするとき、お友達を呼んでホームパーティーをするとき、一度にたくさん作り置き分を作るときなどに便利です。パスタなどの麺類を茹でるのにもちょうどよいサイズで万能です。

【サイズと人数の目安】
・16~18cm:1人暮らし向け
・20cm:1~2人暮らし向け
・22~24cm:ファミリー向け。4〜6人分。
・27cm前後:食べ盛りの子どもがいるファミリー向け。

【3】浅型? 深型? オーバル型? 両手鍋の深さも確認

出典:Amazon

使い勝手のよい両手鍋を見つけるためには、鍋の深さもチェックしましょう。鍋の深さは、大きく分けて3つに分類することができます。

▼浅型:中身の確認がしやすく、料理の盛り付けもしやすいのが魅力。テーブルにそのまま並べてもよいですね。深すぎないのでフライパンのように炒め調理にも使うことができます。

▼深型:たっぷりの水量を入れることができるので、カレーやシチューなどの煮込み料理に使うのにおすすめ。パスタを茹でるのにも重宝します。

▼オーバル型:魚や鶏肉などをそのまま調理でき、鍋ごとテーブルに置くとインパクトがあるのも魅力。大人数のパーティー用におすすめです。

【4】お手入れしやすいものを選ぶ

出典:Amazon

両手鍋の使い勝手を決めるのは、重量です。とくに洗う際に重すぎるものだと扱いにくく、お手入れが大変になってしまいます。水や食材でさらに重くなるため、軽量の両手鍋を選ぶと使いやすいでしょう。だいたい2kg以下くらいを目安にするとよいですね。

また、両手鍋には、フッ素樹脂など表面加工がされているものがあります。食材がこびりつかないような仕様になっているので、気になる方はどんな表面加工がされているかを確認してみましょう。

なかには、フッ素樹脂加工の1種である「マーブルコート」や「ダイヤモンドコート」加工が施されている両手鍋もあります。こちらもお手入れがしやすいのが魅力です。

【5】フタの機能や取っ手の仕様もチェック!

出典:Amazon

両手鍋を購入する際にあわせて確認したいのが、フタの機能です。ガラスのフタはなかの煮え加減が見えるので便利ですし、フタの持ち手が樹脂など、鍋本体と別素材のものは、持ち手が熱くなりにくいので扱いやすいです。

また、「ストウブ」や「ル・クルーゼ」などに代表される密封性の高い鋳物ホーロー鍋の独自の技術で開発されたフタは、素材の味が活きる無水調理ができます。

種類の多い、両手鍋。選択に迷ったときの決め手にされてはいかがでしょう?

【6】対応する熱源も忘れずに確認しよう!

出典:Amazon

IHクッキングヒーターは、基本的に鉄、ステンレス、ホーロー素材しか使えません。鍋底が磁石にくっつく金属製のものであれば使えるということですが、鉄やステンレス素材であっても、一部、IH非対応のものも存在します。

また、同じ金属でも、熱伝導性の高い銅やアルミニウムなどは非磁性金属で、素材の性質上、IH非対応のものが多いです。

鍋底にIH対応の金属を使った板を張り付けて対応させてある鍋もあるので、IH対応の商品を購入する際には鍋底部分の素材をよく確認する必要があります。

【7】耐久性も重要! 口コミでチェック

出典:Amazon

両手鍋の価格帯は、長く愛用したい高価なものから気軽に使えるお手頃価格までさまざまです。ほしい機能やデザインと予算をもとに検討して購入することになりますが、気をつけたいのは耐久性です。

比較的安価で手に入る両手鍋のなかには、内側のコーティングが劣化しやすく、すぐにボロボロになってしまうものもあるので、コーティングに使われている素材や技術をチェックし、予算と耐久性のバランスが取れているものを選ぶとよいでしょう。

お気に入りの両手鍋を見つけたら、口コミなどもチェックして耐久性を確認するのがおすすめです。

【8】おしゃれなデザインの両手鍋ならそのまま食卓に出せる

出典:Amazon

両手鍋のなかには、おしゃれなデザインやきれいな色のものがあります。食卓のアクセントになるようなデザインの両手鍋なら、そのまま卓上鍋にできるため、鍋物の際はもちろん、煮込み料理などでもテーブルを華やかに彩ってくれます。

このように、機能だけではなくデザインも重視して両手鍋を選ぶなら、オーブンやグリルでの調理に対応しているものがおすすめ。食器としての役割も果たしてくれる両手鍋なら、料理のバリエーションも広がります。

ティファール、ル・クルーゼ、ストウブ
両手鍋の人気メーカー・ブランド

どれがいいか迷ってしまったら、両手鍋の人気メーカーやブランドで選ぶのもひとつの方法です。ここでは、代表的な人気のメーカーをピックアップしてご紹介します。

ティファール|収納しやすさがダントツ!

出典:Amazon

シンプルだけどおしゃれで機能性もある商品なら「ティファール」がおすすめ。取っ手付きのまま重ねて収納できる鍋や、耐久性抜群のステンレス製の両手鍋など、おしゃれで使いやすいものがたくさんあります。

ル・クルーゼ|長く使える丈夫なホーロー鍋

出典:Amazon

「ル・クルーゼ」の鍋は、別名「100年鍋」といわれており、高い耐久性が魅力。丈夫な素材である鋳物ホーローを使い、高いコーティング技術を施すことでその耐久性を実現しています。さらにかわいらしいデザインやカラーバリエーションが多く、とくに女性から人気を集めているのも特徴です。

ストウブ|様々な料理に使える万能鍋

出典:Amazon

「ル・クルーゼ」と同じくホーロー製の鍋が定評の「ストウブ」。直火やIH、オーブンやハロゲンヒーターなど、熱源を選ばずに調理ができます。さらに煮る、焼く、蒸す、揚げるなど、さまざまな調理方法もできるのが魅力。ずっしりとした重さがあり、デザイン性もよく男性の愛用者も多いのが特徴です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)