JR東日本は16日、びゅうトラベルサービスと連携し、鉄道の旅と、旅を通じたさまざまな本物の体験を提供する旅のブランド「フレテミーナ」から、今夏の「こども向け体験学習型ツアー」8コースを用意したと発表した。

  • 「憧れのカシオペアに乗ろう!」(JR東日本提供)

2019年の夏向けに厳選された8コースには、寝台列車「カシオペア」や「ELぐんまよこかわ」といった、JR東日本ならではの特別な列車に乗車できるコースのほか、大自然とのふれあいや、プロフェッショナルとして活躍する人との交流など、「フレテミーナ」でしか体験できないコースが用意されている。

「『カシオペア』乗車とかつての青函交通を疑似体験」では、動くホテルのような寝台列車「カシオペア」の特別な空間を楽しみつつ、ひと晩かけて盛岡へ。2日目に訪れる「青函トンネル記念館」では、現在は北海道新幹線が通る青函トンネルについて学びながら、海の下で青森と北海道をつないだ世界に誇る大事業を体感できる。3日目は函館山から函館の街を一望し、昼食に函館ならではの新鮮な海の幸を味わう。上野駅発・東京駅着で、出発日は7月27日。2泊3日(車中1泊)の旅となる。旅行代金は大人12万2,800~12万5,800円・小学生9万5,800~10万9,800円。

  • 「海面下約140mの別世界へ!」(JR東日本提供)

「『カシオペア』・貸切の『三陸鉄道』と『三陸のビーチ』で海遊び」は、「カシオペア」に乗って夏の三陸へ行き、寝台列車の旅をひと晩楽しんだ後、浄土ヶ浜で遊覧船に乗り、ウミネコに餌をあげることもできる。8年ぶりに運行再開した三陸鉄道リアス線にて、レトロでかわいい車両を使用した貸切列車も運行。スタンドアップパドルボードで海の上を散歩し、シュノーケリングで海の中を覗けるなど、夏らしい海の遊びも用意されている。上野駅発・東京駅着で、出発日は7月27日。2泊3日(車中1泊)の旅となる。旅行代金は12万2,800~12万5,800円・小学生9万9,800~10万9,800円。

「『ELぐんまよこかわ』に乗車! 大迫力の『神流川発電所』内部も探検 清流に住む『水棲昆虫観察』と山のめぐみで作る『木工体験』」は、群馬の壮大な自然の中を力強く走る「ELぐんまよこかわ」に乗車し、碓氷峠鉄道文化むらで元鉄道職員と一緒に鉄道について学んだ後、下仁田ジオパークできれいな川に住む虫や魚を観察。2日目は真夏でもひんやりとした関東最大級の鍾乳洞、不二洞を探検し、森の体験館で自然の材料を自由に組み合わせた夏休みの思い出に残る宝物づくりにも挑戦できる。東京駅発着もしくは高崎駅集合・解散で、出発日は7月21日・8月4日いずれかの1泊2日の旅となる。旅行代金は東京駅発着が大人4万7,800~4万9,800円・小学生4万2,800~4万4,800円。高崎駅集合・解散が大人4万2,800~4万4,800円・小学生3万9,800~4万1,800円。

  • 「『ELぐんまよこかわ』に乗車!」(JR東日本提供)

その他にも、JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の初代総料理長、岩崎均シェフと一緒にスイーツ作りを体験できる「有名シェフとの『スイーツ作り体験』と青森の伝統文化にふれる旅(1泊2日)」「雄大な岩手山の麓で酪農のめぐみにふれる! 小岩井農場満喫プログラム(2泊3日)」「本物の列車に泊まろう! 『小坂鉄道レールパーク』と世界遺産の森『白神山地』(1泊2日)」「6つの乗り物を乗り継いで、立山黑部アルペンルートを横断しよう!(1泊2日)」「石川県っておもしろい!? 昔から続く『伝統文化』と未来に続く『宇宙体験』を楽しもう!(1泊2日)」が用意されている。