――今回は「清潔感と筋肉に魅力が詰まっているスポーツジムトレーナー」という役ですが、役作りで体を鍛えることもされているんですか?
実は、体を鍛えるのはもともと趣味でやっているんです。パーソナルトレーナーをつけたりとかということではなく、筋肉系YouTuberの動画を見て、フォームとか、食事の取り方とか、セットの組み方を勉強しています。
――本当にマンツーマンでやるような感じなんですか?
そうですそうです。ほんの触りどころじゃなくて、全部教えてちゃってるじゃん!って思うくらい充実してるんです。大胸筋を鍛えようと思ったら、大胸筋の動画を上げてる人がいっぱいいて、この人は上部に効く、この人は中部に効く、この人は下部に効くという感じで、いろんな部位の動画があるので、それでローテーションを組んでやってます。
――SNSと違って有効活用してますね!
ただ、今回の役は筋肉を大きくしすぎてしまうといけないんです。あんまりゴリゴリだと女子ウケも悪いので、いろいろ考えながらやっています。鍛えるのが好きだし、自信もつくから、わりとやっちゃうほうなんですけど(笑)
――その鍛えた成果を劇中で披露する場面はあるのでしょうか?
はい、あるんです…。4話でシャワーシーンが(笑)
――そのオフショット、抜群のネタじゃないですか! インスタに載せましょうよ!
「意識高い」って思われそうで、恥ずかしいですよ…(笑)
■ラーメン二郎から出た瞬間ファンに見つかる
――でも今回の役柄で、鍛えるのに明確な目標ができたという感じですね。
そうですね。実はなんで鍛えているかというと、ラーメンのためなんですよ。ラーメンを100%楽しむため(笑)
――なるほど! 普段から体を鍛えていれば、ラーメンを食べて後悔することもないんですね。好きなラーメンはなんですか?
本当に全般好きなんですけど、特にラーメン二郎が好きです。
――結構ガッツリ系ですね。それだと頑張って鍛えないといけないですね。
はい。このあいだ二郎の目黒店で食べ終わって外に出た瞬間、女の子2人組に気づかれちゃって。普通に対応したつもりなんですけど、二郎を食べ終わるとニンニク臭いし、結構体力を使ってクタクタになるんですよね(笑)。だから、あの女の子たちに「白洲迅、ニンニク臭かったな」って思われたのかなと想像して、ちょっと落ち込みました。
――それこそ、SNSで食べたラーメンを記録していくのはどうですか?
こっそりやってはいるんですけど、続かないんですよね。あんまりラーメンをアップしすぎても、引かれちゃうんじゃないかなと思って…。
――いろいろ考えすぎてしまうところがあるんですね(笑)
そうですね(笑)
――では、最後に『向かいのバズる家族』の見どころをお願いします。
バイトテロ動画がニュースになる中、すごくタイムリーで、なかなかデリケートな題材ではありますが、SNSで悩みを抱えている人にとってはすごく感情移入できると思いますし、僕みたいなSNSがちょっと苦手で敬遠している人側からの目線でも楽しめるし、本当にこのSNSというものについて、すごく考えさせられる作品だなと思います。あとは、筋トレ…ああ、やっぱりやめます! 放送されて「あんまり鍛え上がってないじゃん」って思われるのもアレなので(笑)。えーと、そんなに頑張ってないです(笑)
――だから、考えすぎですってば!(笑)
●白洲迅
1992年生まれ、東京都出身。11年、舞台『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』でデビューし、ドラマ『押忍!!ふんどし部!』(tvkほか)、『おわらないものがたり』(フジテレビ)、『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-』(MBS)、映画『HERO SHOW』(15年)、『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-』(19年)などで主演。現在放送中の『向かいのバズる家族』(読売テレビ)にレギュラー出演中。