俳優の内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系ドラマスペシャル『警視庁・捜査一課長スペシャル』が、21日(21:00~23:05)に放送される。

  • 内藤剛志 -テレビ朝日提供

主人公である捜査一課長・大岩純一(内藤)が今回挑むのは、東京とニューヨークで同じ日に、“サトウ・アキラ”という同じ名前の日本人が殺害された、という事件。FBIから送り込まれてきたエリート女性捜査官・神林瑤子(鈴木紗理奈)と共に、大岩が国境を越えて前代未聞の事件に対峙(たいじ)していく。

内藤は『警視庁・捜査一課長』シリーズの魅力について、「“謎解き”の面白さですね。ミステリーである以上、そこは譲れません! そしてもうひとつは“全員捜査”、つまり“チームワーク”です。ミステリーですので殺人事件を描いてはいますが、ご覧になった方に『人間っていいな』『信じあうって素晴らしい』『生きるって楽しいことなんだ』と少しでも感じてもらいたいと考えながら演じています」と明かす。

続けて「僕は常々、ロックミュージックが“ラブ・アンド・ピース”を歌うみたいに、ドラマが夢や希望を語らなくてどうするんだ、と思っているんです。もちろんいろいろなドラマがあってよいのですが、この『警視庁・捜査一課長』に関しては、そんな思いで取り組んでいます。また、わかりやすく“勧善懲悪”を貫くことも考えています。これまで時代劇が担ってきた“日本人の心”みたいなものを、今、僕らが担う立場に立っているのではないかと思っているからです」と語った。

さらに、今回のスペシャルの見どころを「もうすぐ幕を開ける令和時代、そして2020年のオリンピックイヤーに向けて、世界と日本の関わり、つまり日本が世界からどう見えるのかを描いています。もしかしたら、意外と日本人よりも外国人のほうが日本のことをよく知っているのではないか…。また、意外と目の前にあるものは見えづらいのではないか…という発想です」とし、「日本のよさのひとつに“浪花節”や“義理人情”があると思うのですが、今回のスペシャルでは、鈴木紗理奈さん演じるアメリカナイズされた捜査官を通して、みんなで助け合う、和を大事にする日本人の素晴らしさも描かれています」と述べた。

また、「もともと『警視庁・捜査一課長』は『土曜ワイド劇場』からスタートしたので、2時間スペシャルは得意なんです」と自信をみせ、「一課長の捜査はある意味、“人海戦術”なので、その面白さをお見せするには、やっぱり時間をかけたい。今回のスペシャルも2時間、たっぷり楽しんでいただけることと思います!」と呼び掛けた。