4月19日よりNHK総合でスタートするドラマ10『ミストレス~女たちの秘密~』(毎週金曜 22:00~22:49 全10話)の試写会が5日、東京・渋谷の同局で行われ、長谷川京子、水野美紀、玄理(ひょんり)、大政絢が出席した。

左から玄理、長谷川京子、水野美紀、大政絢

同ドラマは、世界各国でリメイクされるなど人気を博しているイギリスの大ヒットドラマ『Mistresses』の日本版。内科・心療内科医の柴崎香織(長谷川京子)を軸に、マラソン大会で知り合った4人の女性を通して、日本に生きる女性たちが生きづらさや焦燥感と真正面に向き合いながら、「幸せとは?」という大テーマをスリリングにミステリアスかつロマンチックに描く。

4人の女性が物語の軸ということで、4人の女性を演じた主演の長谷川らは華麗なドレス姿で登場。長谷川は「今の日本の女性は抑圧的な社会で身を縮めて生きているところがあると思います。私自身もその窮屈さを感じていて、このドラマでは素直になろうとする自分の感情を4人の女性が体現していて、女性の皆さんに何かのフックになってくれたらと思いながら演じさせていただいております」と感想を。シングルマザーの野口友美役を演じた水野は「前半はシリアスな3人の空気とは違う箸休め的な中年の恋愛が描かれていて、後半はとても驚くような事件が次々と起きます。4人4様を二度三度見て美味しいドラマになっているので、是非見て欲しいです」とアピールした。

この日登壇した4人は、NHKでは珍しく濃厚なラブシーンやキスシーンにも果敢にチャレンジしている。橋本さとしが演じる木戸光一郎と不倫しながらも、年下の杉野遥亮とラブシーンを展開する長谷川は「朝イチから猛烈なキスシーンが多く、手を変え品を変えやらせていただいています。40歳になってラブシーンやキスシーンを色んな種類でやれるんだとすごく思うことがあり、楽しくやらせていただいております」と振り返り、「情熱的というものは、若い男の子の感覚だと激しさになっちゃったりしますが、監督たちと話して、慈しみ合うとか、ゆっくりと時間を掛けてお互い感じ合いながらやろうねと杉野くんに理解してもらいながら作りました。そういうことは若い男の子では出てこないので、自分から提案しないと出来ないキスシーンになったと思います」と語った。

また、甲本雅裕と恋愛を繰り広げる水野は「お互いいい歳なので、中年ならではの逡巡みたいなものと可愛らしさが出たらと思いながらやりました」と明かし、初めて女性とのラブシーンを篠田麻里子と挑んだ大政は「女性とのシーンを監督や篠田さんと話し合いました。服を脱がせるのは、こうやったら綺麗に見えるとか。新たな一歩を踏み出しました。新しいラブシーンだと思います」と自信を見せていた。