内閣府はこのほど、政府広報オンラインの特集ページにて「アダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等」を公開した。

  • NO! AV出演強要 JKビジネス

    NO! AV出演強要 JKビジネス

同サイトは、4月がAV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間であることから、より広く若い世代に「AV出演強要問題」「JKビジネス問題」の実情や、その相談窓口を知ってもらうために公開したもの。

近年、若い女性がAV出演を強制されたり、性的な行為を強要されたりする事例が多発しているという。

最初は、「モデルにならないか」などと声をかけ、「初心者でもできる」といった甘い言葉で誘い、巧妙にだまして契約書にサインをさせるとのこと。その後仕事に向かうと、聞いている内容と違ったり、同意していない性的な行為などの写真や動画を撮影されたりしてしまう。被害者が「制服ビジネスは嫌」などと断ろうとすると、「高額な違約金が発生する」などと脅迫するケースもあるため、誰にも相談できずに1人で抱え込むケースが多いとのこと。

特集ページでは、「AV出演強要」「JKビジネス」でよく見られる手口について動画で紹介している。動画にはナビゲーターとしてタレントの指原莉乃さんが出演。スカウトしてきた人が女性だと心を許してしまいがちだが、中には安心させてAV出演強要に引き込む例もあるとのこと。

また、「みんなに書いてもらっているからとりあえず記入して」と渡された用紙が実は契約書であることもあるという。動画の中では指原さんが「それ、JKビジネスに誘う罠かも」「それ、あなたをだます契約書じゃない?」といった言葉で注意を呼び掛けている。

同サイトではさまざまな相談事例も公開している。「密室で大勢に囲まれ、AVの契約書にサインさせられた」「徐々に過激な行為を要求されたが、辞めたくても辞められない雰囲気だった」などのケースでも、相談窓口に連絡することにより、被害を最小限に食い止めることも可能だという。また、「警察相談専用電話」「性犯罪被害相談電話」「女性の人権ホットライン」などの相談窓口も複数掲載している。