アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮が、堤真一と岡村隆史がW主演を務める映画『決算!忠臣蔵』(2019年冬公開)に出演することが3日、明らかになった。

  • 橋本良亮

同作は山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』をもとに実写化。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹とお家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借り、リストラに励む。さらに、江戸の庶民による討入りの期待を受けるが、討入りするには9,500万の予算が必要だった。

橋本が演じるのは赤穂浪士・武林唯七(たけばやし・ただしち)。史実では仇敵・吉良上野介に一番太刀を付けた人物としてもその名を知られている。早くから討入りを主張する浪士きっての過激派で、不義・不正を憎む剛直な性格ながら、大事なところでどこかズレた、おっちょこちょいな部分も持つ、人間味の溢れる人物で、討入りをめぐって右往左往する内蔵助に決断を迫る急進派の1人として、物語の重要な役割を担う。

映画への出演は『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』(13)以来2作目となる橋本は、今回で時代劇に初挑戦。撮影前に「A.B.C-Zのセンターとしていいところを見せたいです」と意気込み、豪華共演陣を前に初日から堂々たる演技を披露した。あるシーンでは、納得がいかず20テイク以上重ねる場面もあり、うまくいかない苛立ちに大声をあげ自分自身を奮い立たせるストイックな姿を見せた。

本格的な時代劇の緊張感を乗り越えた橋本だが、クランクアップ時には「やっとわかってきたところです。あっという間の1カ月半でした。まだまだ出来ます!」と意欲十分で、「また時代劇をやりたいです」と希望していた。

橋本良亮 コメント

今回このような貴重な機会を頂き大変光栄です。

初めての時代劇挑戦でしたが、
堤さんはじめ、キャストの皆さんスタッフの皆さんに助けていただきながら、
とても濃密で幸せな時間を過ごすことができました。

事務所の先輩である横山くんの俳優としての姿にもとても痺れました!

笑いあり涙ありの内容になっているので、
是非多くの方に見てもらいたいです!

中村義洋監督 コメント

別にヤッカミじゃないんですけど、イケメンのカッコ悪い様って面白いじゃないですか。
橋本くんが演じた武林唯七は年収が170万円ほどで、
御家断絶後も浪人となり、さらに困窮しまくる役なので、
あの涼しげな橋本くんもどんどん薄汚く、余裕なく、カッコ悪くなっていくわけで……。
たまらなく面白かったです!
でも本人も楽しそうでしたから、ファンの皆さん、許してください。

池田史嗣プロデューサー コメント

橋本さんは初参戦の中村組において監督から細やかな指導を受けつつ、
どこまでもまっすぐにその演出に食らいつこうとする懸命な姿勢と、
堤さんや事務所の先輩の横山さんをはじめとする、
主演級だらけの錚々たる共演者たちとも積極的に言葉を交わし、
沢山の刺激を受けている姿が印象的でした。
史上初、全編関西弁の『決算!忠臣蔵』において、武林唯七は堀部安兵衛と共に貴重な江戸組メンバー。
決して悪い人ではないものの、やる気が空回りして大石内蔵助を困らせてしまう面白い役どころ。
劇中ではちょっとやんちゃでどこか憎めない、魅力的な橋本さんの姿をお見せできるかと思います。
どうぞご期待くださいませ。