4月30日~5月25日に京都・南座で開催されるイベント「京都ミライマツリ2019」の製作発表会見が26日、東京・東銀座の歌舞伎座ギャラリーで行われ、俳優の片岡愛之助、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが出席した。
昨年11月に新開場した京都・南座で、"伝統"と"革新"をテーマにしたイベント「京都ミライマツリ2019」が開催。同イベントは2つのイベントで構成され、4月30日~5月5日に開催される「音マツリ-OTOMATSURI-」では、南座新開場初のライブフェスで、日替わりで新時代を牽引するアーティストたちが登場する。また、5月12~25日に開催される「昼マツリ-HIRUMATSURI-/夜マツリ-YORUMATSURI-」では、南座の新機構「客席フルフラット化」を活用して昼と夜で演出の異なる祭りを創り上げるというものだ。
この日登場したきゃりーぱみゅぱみゅは、「音マツリ」でライブを実施。片岡愛之助は、「昼マツリ/夜マツリ」で史上初のAR(拡張現実)歌舞伎に映像出演する。一夜限りで歌舞伎とのコラボライブを行うきゃりーは「この前、京都へ旅行に行った時にその情報を知らずに『南座でライブをやりたいです』とマネージャーに言ったら、『そこでやります』と(笑)。まさか自分が素晴らしいところだと思った南座でライブができるとは思っていなかったので楽しみですし、普段のライブとは一味違った格好良いことも披露できればと思っています」と意欲。きゃりーは、平成最後の日となる4月30日にライブを行う。「私も平成5年生まれですごく平成を生きてきた1人として平成最後に伝統的な南座でライブができるのは感慨深いですね。みんなで伝説を残したいので張り切っています」と決意を新たにした。
そんなきゃりーぱみゅぱみゅに、片岡が歌舞伎の定番とも言える"見得"のポーズを伝授。「今回の見得は"やってやろう!"とか"よし! やってやろう"という見得です」と解説した片岡は、自ら見得の型を披露してきゃりーも見よう見まねで"見得"のポーズをとることに。あまりの飲み込みの早さに片岡は「マスターするのが早いですね」と驚きながらも、「(歌舞伎の演技を強調させる演出法の)ツケを入れるとインパクトがありますよ」とさらにアドバイスすると、きゃりーは「うれしいです。ありがとうございます! 是非やってみたいですね」と感謝しながら「愛之助さんプロデュースしてください」と懇願していた。